同僚隊員にキスし体触る 駐屯地内で不同意わいせつの疑い 陸自3曹を書類送検 山梨
陸上自衛隊警務隊は17日、北富士駐屯地内で同僚隊員にわいせつな行為をしたとして、30歳の3等陸曹を甲府地検に書類送検しました。
不同意わいせつの疑いで書類送検されたのは、東部方面特科連隊の30歳の3等陸曹です。
陸上幕僚監部によりますと、3等陸曹は去年8月7日午後8時25分ごろ、北富士駐屯地内の駐車場に止めた私用の車内で助手席に座らせた同僚隊員に対し、本人の同意を得ることなく約15分間にわたってキスをしたり、服の上から体を触ったりするなどのわいせつな行為をした疑いです。
2人は同じ東部方面特科連隊に所属。事件発生前に連隊で行われた訓練に3等陸曹は教育の補佐役、被害者の隊員は教育を受ける側として参加し、その際に顔見知りになったということです。
去年8月20日、被害者の隊員から報告を受けた上司が警務隊に通報し、事件が発覚しました。
3等陸曹は調べに対し、「取り返しのつかないことをした。いかなる処罰も受け入れる」などと話し、容疑を認めているということです。
東部方面特科連隊長の水越洋光1等陸佐は「事実関係、関係諸規則などに基づき厳正に対処するとともに、服務指導の強化を図り同種事案の再発防止に努めて参る所存です」とコメントしています。
なお、陸上幕僚監部は3等陸曹の性別について「性自認などにかかるプライバシー保護の観点から、公表を控える」としています。