駆け込み給油も…補助金縮小でガソリン5円程度値上げへ 185円近くに上昇か 山梨
政府の補助金縮小によりガソリン価格は16日以降、1リットルあたり5円程度値上がりする見通しです。県内のガソリンスタンドでも値上げ前の駆け込み給油に訪れるドライバーの姿が見られ、嘆きの声が聞かれました。
奥山記者
「政府による補助金の縮小がきょうから始まりガソリン価格の更なる高騰が迫る中、こちらのガソリンスタンドでは駆け込みでの給油に訪れるドライバーが増えているといいます」
給油に来た人は
「満タンで入れると結構な金額してしまうので、もう少し安くなると車も使いやすくなるなと思う」「当面はできるだけ考えながら、車に乗ろうかなと思う」
原油価格の高騰で政府は3年前から補助金を支給してガソリン価格を抑えてきましたが、16日からこの補助金が縮小されました。これを受け、甲府市住吉の「ENEOS穴水セルフ甲府店」では17日から、レギュラーとハイオク、軽油をそれぞれ4円ずつ値上げするといいます。
ENEOS穴水セルフ甲府店 伏見直人 店長
「きのうの夜から一気に給油が増えて。(アプリで)あした値上げをすると通知をしているので、きょう夕方には一気に来るのではというイメージ。(価格を)上げざるを得ないというところがあって、お客さん自身にもそれを納得していただきたい」
石油情報センターでは今後の県内のレギュラーガソリン価格は「185円をめどに高止まりするのでは」と予想しています。
一方、15日に発表された県内の灯油の平均小売価格は18リットルあたり2160円。おととし9月以来の高値となりましたが、補助金縮小に伴い来週はさらに値上がりが予想されます。
灯油を買いに来た人は
「今寒い季節ですからどうしても使わないわけにはいかないので、設定温度を変えるなどしてうまく暖房器具とも付き合っていきたい」