橿原4歳女児暴行死 母親の交際相手に「無罪」判決 「被告人の暴行以外で傷害の疑いがある」奈良地裁
交際相手の4歳の娘に暴行を加え、死亡させた罪などに問われた男性に対し、奈良地裁は19日、「無罪」を言い渡しました。
建設作業員の山下翔也さん(28)は、2023年、奈良県橿原市に住む交際相手の娘の田川星華ちゃん(当時4)の腹部を圧迫するなどの暴行を加え 死亡させた罪のほか、その1か月前にも星華ちゃんに暴行し ケガをさせた罪に問われていました。
山下さんは「暴行はしていません」などと一貫して無罪を主張。
19日の判決で奈良地裁は、「当時2人きりだった」などと話した母親の証言について、「信用性に疑問が残る」と指摘しました。その上で、「被告人の暴行以外の要因によって傷害が生じた疑いがある」として、山下さんに無罪を言い渡しました。
奈良地検は「判決内容を精査し、適切に対応する」とコメントしています。
最終更新日:2025年3月20日 14:46