【速報】Snow Manコンサートチケット 大手転売サイトに出品者情報の開示命令 東京地裁 最高で14万円のチケットも
旧ジャニーズ事務所のタレントらが所属する「STARTO ENTERTAINMENT」は、大手転売サイトに出品された「Snow Man」のコンサートチケットの出品者情報を開示するよう、東京地裁が転売サイト側に命じたと明らかにしました。大手転売サイトへの開示命令は初めてだということです。
「STARTO ENTERTAINMENT」は、所属タレントのコンサートチケットが高額で転売されている問題への対策をコンサート運営会社とともに進めていて、去年、大手転売サイト、「チケット流通センター」に出品されていた「Snow Man」のチケット16件について、サイト運営会社に出品者情報の開示を求めました。
しかし、転売サイト側からは任意での情報開示を拒否されたため、去年12月、STARTO社側は、不正転売によって、本人確認の徹底など、本来必要がなかった業務が発生しているなどとして、東京地裁に情報開示命令を出すよう申し立てていました。
これに対し、東京地裁は今月10日付でサイト側に対し、申し立てのあった16件全てについて、出品者の氏名や住所などを開示するよう命じたということです。
出品者の開示命令が出された「Snow Man」のチケットは、定価が9700円のところ、転売サイトで2万円から14万円で出品されていました。
STARTO社によりますと、コンサートチケットの転売出品が 権利侵害にあたると判断して裁判所が大手転売サイトに開示命令を出したのは初めてだということです。
STARTO社は、やむを得ない理由でコンサートに行けなくなった人のチケットを、希望する人に定価で販売する公式のリセールサイトをコンサート運営会社が今年夏にも立ち上げる予定だと明らかにしたうえで、「1人でも多くのファンの皆様に違法ではなく、適正な方法でチケットが行き渡るようにしていく」とコメントしています。