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「紅麹」問題受け、小林製薬が上場以来初の減益に 昨年1月~12月の通期で127億円の特別損失

2025年2月10日 18:51
「紅麹」問題受け、小林製薬が上場以来初の減益に 昨年1月~12月の通期で127億円の特別損失

 小林製薬は10日、昨年の通期決算について、紅麹サプリメントによる健康被害などを受け、上場以来初めて減益に転じたと発表しました。

 小林製薬はこの日会見を開き、紅麴関連製品の回収費用や被害者への補償などで、新たに25億円を特別損失として計上したと明らかにしました。これにより昨年1月から12月の通期では、特別損失は127億円となりました。

 また、他の商品の売り上げにも影響し、最終利益は一昨年の50%減となる約100億円で、1999年の上場以来、初めての減益となったということです。

 一連の問題をめぐっては、香港のファンドが再調査などを求める株主提案を行っていて、来週水曜日(19日)に臨時の株主総会が開かれる予定です。会社側はこの提案に反対するとしていて、京セラ出身の大田嘉仁さんを会長に招へいするなどの新たな人事案を発表しています。

最終更新日:2025年2月10日 18:51
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