【速報】奈良で今年初めて『渡航歴のない』70代男性が「はしか」感染と判明 薬局・商業施設など利用

奈良県は26日、奈良県内に住む70代の男性が「はしか」に感染したと発表しました。渡航歴のない人が「はしか」に感染した報告例は、奈良県内では今年初めてです。
奈良県によりますと、男性は3月17日に発熱やせきのほか、身体の一部に発疹などを発症しました。その後、23日になって、39度以上の高熱や全身の発疹がみられたことから医療機関を受診。遺伝子検査の結果、24日に「はしか」に感染していることが判明したということです。
男性は、18日~22日にかけて、近鉄・若江岩田駅から大和西大寺駅経由で高の原駅を利用し、高の原駅から奈良交通バス(左京循環)などを利用。19~21日は「スギ薬局登美ヶ丘店」、22日には「イオンモール高の原店」を訪れたということです。
「はしか」患者と接触した場合、21日間の健康観察が必要なため、県は男性が利用した公共交通機関や施設の利用者で、発熱や発疹など「はしか」を疑う症状が出た場合は医療機関を受診するよう呼びかけています。