兵庫県の赤穂健康福祉事務所によりますと、2月27日ごろ、明石市内の事業所から「職場で注文した弁当を食べた17人のうち14人に嘔吐・下痢などの症状が出て、うち1人は入院した」と連絡があったということです。

　赤穂健康福祉事務所が調査したところ赤穂市内の飲食店営業施設「レッドソックス」が2月25日に調理した弁当を食べた17人のうち16人が発熱・下痢・嘔吐など食中毒の症状を発症したことがわかったということです。そのうち、7人の便からはノロウイルスが検出されたということで、赤穂健康福祉事務所は弁当を提供した施設に対し3日間の営業停止を命じました。また、弁当を提供した施設の調理事業者1人の便からもノロウイルスが検出されたということです。

　入院した1人は既に退院しているほか、症状のあった人は全て快方に向かっているという事です。

　ノロウイルスはエタノールや逆性せっけんなどの消毒薬を使っても効果がないということで、赤穂健康福祉事務所は「調理前・食事前や、用便後には石鹸を使い十分に時間をかけて手を洗いましょう」と呼びかけています。