大阪市都島区で、17日午後1時ごろ、大阪シティバスと67歳の男性が接触し、男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。

　警察によりますと、事故があったのは大阪市都島区中野町の「都島区役所前」のバス停前で、17日午後1時ごろ、大阪シティバスのバスが停車しようとしたところ、バス停で立っていた蛭子伸介さん（67）が道路上に転倒し、バスと接触したということです。

　蛭子さんは病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。大阪シティバスによりますと、バスは大阪駅前から守口車庫前に向かう途中で、当時車内には乗客が25人いましたが、ケガはなかったということです。

　バスの運転手の男性（67）は、警察の任意の調べに対し、「男性が倒れてきて、ブレーキをかけたが間に合わなかった」などと話しているということで、警察は過失運転致死の疑いも視野に事故の詳しい状況を調べています。

　大阪シティバスによりますと、運転手の男性は6年余り勤務していて、当日の健康状態に問題はなく、アルコール検知も異常なかったということです。会社は取材に対し、「亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げます。原因については警察の検証を待っているところですが、より一層細心の注意をもって、停留所のお客様の動向について注意して運転するよう周知徹底致しました」とコメントしています。