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逆子の息子戻す施術で脳に重い障害「辛い人増やしたくない」母親が業務上過失傷害容疑で医師を刑事告訴

2024年7月16日 12:35
逆子の息子戻す施術で脳に重い障害「辛い人増やしたくない」母親が業務上過失傷害容疑で医師を刑事告訴

 逆子の長男を元の体勢に戻す医療行為の際、脳に重い障害を負わせたとして、母親が医師を刑事告訴し、受理されたことがわかりました。

 告訴状などによりますと、2020年妊娠中だった母親の千鶴さんは、京都第一赤十字病院で逆子の長男の宝くんを腹部の上から回転させる施術を受けました。

 その際、宝くんの心拍数が低下し、低酸素状態になったにもかかわらず、医師が緊急帝王切開などの処置を怠ったことにより、手足のまひなど重い障害が残ったということです。病院側は医療ミスを認めていますが、医師から謝罪がなかったことなどから、家族が医師を業務上過失傷害の疑いで京都府警に刑事告訴し、16日受理されました。

 母親・千鶴さん
「命に関わる仕事をしている人とは思えない判断力。宝みたいな医療事故が起こって脳性麻痺になったり、重い障害になったりして、これ以上、辛い人を増やしたくないので担当医には刑事処罰を受けて欲しい」

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