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兵庫・明石歩道橋事故から23年 遺族らが現場で追悼「残った私たちが安全で安心なまちづくりを」 

2024年7月22日 8:39
兵庫・明石歩道橋事故から23年 遺族らが現場で追悼「残った私たちが安全で安心なまちづくりを」 

 11人が亡くなった兵庫県明石市の歩道橋事故から21日で23年となり、遺族らが現場を訪れ犠牲者を追悼しました。

 21日、事故が起きた午後8時45分に合わせて、遺族らが慰霊碑に花を手向け祈りを捧げました。2001年、花火大会の見物客らが歩道橋上で次々に倒れ、ずさんな警備などが原因で子どもら11人が亡くなりました。

 子ども2人を亡くした有馬正春さん
「辛いのは辛いです。よりその日が鮮明に思い出されるので。こうして我々が来ることで風化をちょっとでも遅らせる」

 当時2歳の息子を亡くした下村誠治さん
「助かった私たち、残った私たちが安全で安心なまちづくりをできるか、そこに取り組んでいきたいと思っています」

 また、明石市の丸谷市長は、事故後に生まれた職員が採用されていることに触れ、研修を通して風化を防ぎたいと話しました。

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