特定抗争指定暴力団「絆会」会長と「池田組」組長を逮捕 2団体の連携を隠すため親族名義で虚偽登記か
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特定抗争指定暴力団の「絆会」会長の男と「池田組」組長の男が、不動産を担保にした金銭の貸し借りをめぐって法務局に虚偽の登記をしたとして、9日、警察に逮捕されました。
電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されたのは、大阪市の特定抗争指定暴力団「絆会」会長の織田絆誠こと金禎紀容疑者(57)と、岡山市の特定抗争指定暴力団「池田組」組長の池田孝志こと金孝志容疑者(79)です。
警察によりますと、2人は共謀して、2020年2月、織田容疑者が所有する大阪市中央区などにある土地や建物を担保に、池田容疑者の親族の女性から1億円を借りる契約をしたという虚偽の登記をした疑いがもたれています。
実際には、池田容疑者から織田容疑者に約1億円が渡ったとみられています。
2023年7月、「絆会」の事務所が兵庫県尼崎市から大阪市中央区に変更されたのを受け、警察が登記の動きを調べたところ、事件が発覚したということです。
絆会と池田組はともに神戸山口組から離脱して結成された暴力団で、団体の間には友好関係があるとされ、警察は対立する神戸山口組側から連携を隠すために、親族名義を使った可能性があるとみて詳しい状況を調べています。