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【最強寒波】滋賀では積雪70センチ、観光地も大雪 住民は停電に備え、車のトラブルも相次ぐ

2025年2月6日 18:38
【最強寒波】滋賀では積雪70センチ、観光地も大雪 住民は停電に備え、車のトラブルも相次ぐ

 この冬一番の強い寒気の影響で、近畿地方では6日も北部を中心に雪となっています。今週末にかけて、引き続き「警報級の大雪」に警戒が必要です。

 兵庫県豊岡市では、断続的に雪が降り、午前8時までの24時間に21センチの雪が積もりました。

 この日朝も、除雪車が雪を捨てに何度も往復し、街のいたるところで雪かきをする人たちの姿が見られました。

「息が切れる、一番しんどい。ただ観光客は雪景色を見て、癒してもらえたら。城崎を好きになっていただいたらと思う」

 神戸からの観光客
「来れるかどうかまず心配して、次は帰れるかどうかを心配して」
「特急は動いているということなんで、大丈夫そうですね」

 雪の影響で相次ぐのは、車のトラブルです。

 藤枝望音 記者
「2トントラックが路面凍結の影響からか、国道わきの柵に激突しています」
 
 奈良県曽爾村の国道では、2トントラックが横転し、道路脇の柵に衝突しました。ケガ人はいないということです。
 
 そして今季最強寒波の2回目のピークが、7日から週末にかけてやってきそうです。

 最強寒波の影響で、信号機が見えづらい状態になった滋賀県長浜市。

 切通大雅 記者
「駅前に、普段は水が流れているモニュメントがあるのですが、ご覧ください。結構長いつららができています」

 6日朝の近畿地方は、57の地点で氷点下を記録。
 滋賀県長浜市の最低気温は、氷点下3.2℃と厳しい寒さに……。

 切通大雅 記者
「きのう激しい雪が降った長浜市です。地面が凍っています」

 駅周辺の道路では、ゆっくりと慎重に走る車が多く見られました。

 日本列島に流れ込んだこの冬一番の“最強寒波”。
 7日から週末にかけて再び強い寒気が流れ込み、北部を中心に警報級の大雪となる可能性も。

 大阪管区気象台
「福井県、兵庫県、京都府、滋賀県は、2月8日にかけて警報級の大雪となるおそれがあります。7日昼過ぎから8日にかけては、福井県や近畿北部だけではなく、普段、雪の少ない近畿中部の平地や近畿南部でも降雪が強まり大雪となるおそれがあります」

 7日から週末にかけては、各地で気温の低い状態が続く見込みで、路面や水道管の凍結などに注意し、ヒートショックなど体調管理にも十分注意が必要です。

◇◇◇◇◇

(黒木千晶キャスター)
 それではきょう一時、79センチの積雪を観測した滋賀県長浜市余呉町から中継です。

(切通大雅 記者)
 長浜市余呉町からお伝えします。私は昨日もここから中継でお伝えしましたが、連日の大雪で、一段と雪の量が増えているように感じます。私のすぐ両隣に、除雪機がかき分けたとみられる雪がたくさん積もっている状態です。

 現在、雪が降ったり止んだりを繰り返していますが、きょう余呉町の柳ケ瀬では午後4時現在で70センチの積雪を観測しました。
 こちらに、雪の中を切り通したような道がありますが、さきほど除雪車が入りました。それまでは雪が深く積もっていて、奥の集落には全く行けないという状況でした。それくらい1日で雪が積もったということが分かるかと思います。

 除雪をしなければ生活に影響が出るほどの雪が積もっています。この集落では、道路に関しては長浜市などが除雪をするんですが、玄関の前に積もった雪や路地に積もった雪は、住民の方が自前の除雪機を使って雪を取り除く作業をしています。きょうも作業が、この辺でたくさん行われているのが見られました。

(黒木キキャスター)
 いろいろ生活に影響も出ていますよね?

(切通記者)
 地元の方が一番心配されているのは、やはり停電です。電気が止まると暖房が使えなくなり、命の危険も出てきます。そこで灯油を事前に準備したりしているのが非常に印象的でした。

 明日は午後から再び強い寒波が流れ込み、近畿北部では積雪が急に増える恐れがあります。路面の凍結などもあり、早めの準備が必要です。


(黒木キャスター)
 それでは兵庫県豊岡市から中継です。

(牧野天稀 記者)
 兵庫県北部の豊岡市、城崎温泉からお伝えします。
 きょう昼間は晴れ間も見えることもあったんですが、現在は大粒の雪が降り続いています。木や灯籠の上を見ていただきますと、昼間の日差しで溶けた雪も、どんどん新たに降り積もってきているような状況です。
 そして気温を見てみますと、手元の温度計で現在0.7℃となっています。きのうの同じ時刻ではマイナス1.3度まであり、風も強かったんですが、きのうと比べると少し寒さは和らいだ印象です。

 注意しなければならないのが路面の凍結です。こちらの橋の上も雪が踏み固められて、滑りやすくなっています。
 さらに注意しなければいけないのはこのような階段です。積もった雪が斜めになっていて、大変滑りやすくなっています。観光客の方が、ここで何人も転んでいるのを目撃しました。

 さらに、道路には融雪装置で水が撒かれているので、雪は積もっていないんですが、道路の脇を見ていただきますと、雪と水が混ざってシャーベット状になっています。これが凍ってしまうと滑りやすくなって大変危険なので、滑りにくい靴を履くなどの対策が必要となっています。

(黒木キャスター)
 観光客の方への影響は出ていますか?

(牧野記者)
 兵庫県では、大きな目立った交通への影響はないので、観光客の方は、きょうもたくさんいらっしゃっています。ただ、電車のダイヤが乱れることを心配して、バスで来たというような方は多くいらっしゃいました。
 あす以降、兵庫の北部ではさらに大雪が予想されています。交通情報など十分に注意してください。

最終更新日:2025年2月6日 18:38
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