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兵庫県知事選をめぐるSNSの投稿が波紋 「兵庫県警が特定候補を応援するように通達」 県警は否定

2025年2月17日 18:08
兵庫県知事選をめぐるSNSの投稿が波紋 「兵庫県警が特定候補を応援するように通達」 県警は否定

 こちらは昨年の兵庫県知事選をめぐり、姫路市議会議員とみられるXのアカウントから投稿された内容です。
 
『兵庫県警の内部では知事選において、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた。組織票ってそんなところにもあったのか』という投稿ですが、この投稿内容をめぐって兵庫県警が内容を否定して、削除を要請する異例の事態となっています。

 さらに姫路市議会で17日、この問題を調査する政治倫理審査会の設置を決めました。

 姫路市議会・宮下和也 議長
 「全8会派に所属する議員8名より審査の請求がなされたため、審査会を設置することといたしました」

 市議会内の全会派による申し入れで設置が決まった政治倫理審査会。そこで調査される議題は1月、SNSに投稿されたある書き込みです。

『兵庫県警の内部では知事選において、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた』

『今回私たちが戦った組織票って、そんなところにもあったのかと衝撃』

 投稿したアカウント名は、高見ちさき氏。自民会派に所属する姫路市議の名前で、投稿は “信頼できる人から聞いた話”であるとしています。

 しかし、県警はこの投稿を否定。「事実に反する」として1月23日、自民党兵庫県連に削除を申し入れましたが、17日時点でも投稿は削除されていません。

 議会事務局は「(高見市議)本人が投稿したとみられる」としています。さらに先週、新たな投稿が…

『助けてください。以前投稿した通り、知事選の遺恨がまだまだ残っており、議会内での吊し上げに遭っています。これを煽動している市民クラブは、某竹内元県議が所属していた民主系の会派です』

 亡くなった元百条委員会委員の竹内 元兵庫県議の名前をあげ、議会の対応を批判。また、この日は姫路市議会定例会の初日でしたが、本人は現れませんでした。

 姫路市議会・宮下和也 議長
「市民の皆さまからも市議会に対して、非常に不信感・不満を持った投稿等もいただいているので、そういった意味で何らかの対応をするのが我々市民から選ばれた議員としての務めかなと思っています」

 SNSの投稿を巡る市議会の異例の対応。初回の政倫審はあさってに予定され、投稿が高見市議本人によるものなのかどうかも含め、調査を進める方針です。

最終更新日:2025年2月17日 18:34
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