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【続出】スキー場の“手が届く道路標識”に相次ぐ迷惑行為 中国のSNSでは“ぶら下がり”動画が拡散 自治体も困惑し対応へ「これらは罰せられる行為」「今後も迷惑行為が続く場合には、道路標識の設置方法を変えることも検討」

2025年3月20日 16:00
【続出】スキー場の“手が届く道路標識”に相次ぐ迷惑行為 中国のSNSでは“ぶら下がり”動画が拡散 自治体も困惑し対応へ「これらは罰せられる行為」「今後も迷惑行為が続く場合には、道路標識の設置方法を変えることも検討」
相次ぐ迷惑行為

 長野県の『野沢温泉スキー場』で、道路標識が手で触れる高さにまで雪が降り積もり、この珍しい光景を写真に収めようと、今人気スポットになっているといいます。しかし、迷惑行為が後を絶たず、県も対策を検討しています。

■『野沢温泉スキー場』に“手が届く”道路標識が出現?珍しい撮影スポットに迷惑行為が続出…

 長野県北部に位置する『野沢温泉スキー場』。北信濃の山々に囲まれ、ブナの森に良質なパウダースノーが降り積もるこの地は、100年もの長きにわたり、ウインタースポーツ文化を牽引してきた歴史を持っています。

 そんな『野沢温泉スキー場』では、平年以上に降り積もる雪の影響で、ある不思議な光景が―。

 そこにあったのは、道路標識。看板には、野沢温泉へと案内する文字が書かれています。

 実はこの場所、雪がない時期は、車が走る県道。しかし、雪が3mほど降り積もり、地上高くにあった道路標識が、大人の目線の高さに…。

 珍しい光景を写真に収めようと、多くの人だかりができていました。平年の約1.5倍の積雪となった『野沢温泉スキー場』。一躍、この冬ならではの人気撮影スポットとなっていました。しかし、普段は触れない道路標識に手が届くようになったことで、ある問題が―。

 迷惑行為が相次ぎ、写真撮影の際に、標識にぶら下がる観光客が続出…。

 さらに、標識や柱には、べったりと大量のステッカーが貼られ、表面の至る所には、傷も確認できます。

 中国のSNSでも、その珍しさゆえに、話題のスポットとして注目される一方で、“ぶら下がり”などの迷惑行為の動画が拡散されています。

 こうした事態を受け、『野沢温泉スキー場』は標識についての注意喚起を発表しました。

(野沢温泉スキー場公式HPより)
「一部の方々が道路標識に傷を付けたり、ステッカーを貼り、公共の道路標識に損傷を与えている事は、大変残念です。これらは罰せられる行為となります。思い出の写真を持ち帰るだけに留め、マナーを守って頂きますよう、お願い申し上げます」

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