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【図解】五輪代表選考 メダルの期待寄せられるバレーボール 最速で23年秋に出場枠獲得

2023年9月15日 6:32
【図解】五輪代表選考 メダルの期待寄せられるバレーボール 最速で23年秋に出場枠獲得
【図解】バレーボール・パリ五輪選考
2024年夏に開幕するパリオリンピック。男子は52年ぶり、女子は12年ぶりのメダル獲得に期待が寄せられるバレーボール。パリ五輪の出場枠獲得方法について解説します。

■出場枠は『12枠』―五輪予選と世界ランクの2段階で争う

パリ五輪の出場枠は男女それぞれ12枠。開催国のフランスはすでに開催国枠での出場を決定しており、残る11の出場枠を各国で争うことになります。

まずは日本の男女代表の出場も決まっている9~10月のオリンピック予選。男子は2022年9月12日時点、女子は10月17日時点での世界ランキング上位24か国が、3つの組に分かれそれぞれ総当たり戦を行い、各組の上位2か国、計6か国がパリ五輪の出場枠を獲得します。

またオリンピック予選で出場枠を獲得できなかった場合でも、世界ランキングでパリ五輪への切符を獲得する方法があります。

2024年6月24日時点での世界ランキングで、すでに出場枠を獲得している7か国(開催国+オリンピック予選)を除き、上位5か国が出場権を獲得することができます。

この世界ランキングはネーションズリーグなど、FIVBランキング関連試合で勝利し、ポイントを得ることが重要になります。

2023年5月から行われているネーションズリーグでは、男女ともに予選リーグを突破し順調に成績を残しています。特に男子は開幕から10連勝を収め、予選リーグを2位で通過する好調ぶりをみせています。

■男子の注目は―

そんな男子バレーボールの注目選手は日本バレーボール界の顔・石川祐希選手。
東京五輪でもエースとしてチームを牽引した石川選手。シーズン開幕時の会見では「今季最大の目標は(パリ)五輪予選で出場権を絶対に獲得します」と語りました。

6月のネーションズリーグ予選ラウンドでは世界3位となる205得点をマーク。イタリアリーグでプレーを続け、着実に積み築き上げた経験を生かして日本を引っ張ります。

また攻撃力だけでなく守備力でも注目されるのが高橋藍選手。

身長で世界に劣る日本が、高さのある海外の強豪国に勝つためには守備力が欠かせません。高橋選手は海外リーグでリベロとして起用されるほどのレシーブ力を持っています。

レシーブ以外でもオールラウンダーな高橋選手は、レシーブ後にすぐ体勢を立て直しスパイクを打ったり、スパイクを打つと見せかけてトスを上げたりと、ファンを魅了するプレーで注目を集めています。

■女子の注目は―

女子の注目はキャプテン・古賀紗理那選手。
東京五輪では初戦で右足首を捻挫するアクシデントに見舞われましたが、4戦目の韓国戦に出場するとチーム最多の27得点をあげる活躍をみせました。

パリ五輪へ向けて日本代表のキャプテンに就任。「チーム一丸となって強い集団を作っていきたい」と抱負を語っています。

またプライベートでは2022年の大晦日、男子代表・左のエースである西田有志選手との結婚を発表しました。パリ五輪では夫婦そろっての出場を目指します。

東京五輪で日本女子の課題とされたのがサーブ。そんな中サーブでの活躍が期待されるのが石川真佑選手。

石川真佑選手の武器は時速約90キロも出るという速く強烈なジャンプサーブ。世界選手権では世界3位タイのサーブ得点をたたき出しました。

またVリーグ2022ー23年シーズンでは、日本人最多得点記録を更新するなどサーブでもスパイクでも圧倒的な得点力を誇り、日本の勝利に欠かせない選手です。

<今後の主な大会>
■男子
ネーションズリーグ決勝ラウンド:7月19日(水)~23日(日)
オリンピック予選:9月30日(土)~10月8日(日)
ネーションズリーグ:2024年(開催日未定)
パリ五輪:2024年7月26日(金)~8月11日(日)

■女子
ネーションズリーグ決勝ラウンド:7月12日(水)~16日(日)
オリンピック予選:9月16日(土)~24日(日)
ネーションズリーグ:2024年(開催日未定)
パリ五輪:2024年7月26日(金)~8月11日(日)