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新庄剛志監督初黒星 27歳の4番・石井一成が一時逆転弾 “新庄流”は健在 

2022年2月13日 22:30
新庄剛志監督初黒星 27歳の4番・石井一成が一時逆転弾 “新庄流”は健在 
13日の練習試合でホームランを放った日本ハム・石井一成選手(左)と新庄剛志監督(右)
プロ野球・日本ハムは13日、楽天との練習試合に2-6で敗れ、新庄剛志新体制のもとでは対外試合初黒星となりました。

試合には敗れたものの、この日も“BIGBOSS流”は健在。27歳の石井一成選手を4番に抜擢すると、その石井選手が4回に一時逆転の2ランを放ち、起用に応えました。

試合序盤はベンチ内ではなく、バックネット裏の部屋から試合を見ていた新庄監督。4回の石井選手の逆転本塁打の際には、ベンチの外で小さなイスに座って試合の様子をチェックしていました。

石井選手が戻ってくると、まずはチームメートがベンチ前でハイタッチ。そして列の最後尾ではイスから立ち上がった新庄監督が、両手を広げて石井選手を出迎えました。

“BIGBOSS流”は試合後にも。インタビューに応じる石井選手に対し、事前にインタビュアーを介して新庄監督が自らの質問を投げかけていました。

新庄監督から石井選手に対しては、「以前はバットを出す時に、下にもぐっていてファウルになってしまっていたのが、(今は)バットを上から下に振り抜くことによって、力を入れなくても飛ぶようになっているのでは?」との質問が。

これに対し石井選手は、「その通りです」と即答し、さらに「あまり体を振らなくてもバットが素直に出ているような状態で、体の力が効率よくボールに伝わっているのではないかと感じています」と回答。新庄監督が早くも選手個々の能力をつかみつつあることがうかがえる一幕でした。

最後に今後の意気込みを聞かれた石井選手は、「自分はケガをしてマイナスからのスタート。まだまだノンストップでアピールしていきたい」と語りました。

日本ハムは15日に巨人との練習試合を予定しています。