×

阪神・育成出身の工藤泰成が1回3奪三振 23年打点王にはオールストレート勝負 五十嵐氏も「見ている以上に速い」と評価

2025年3月15日 14:45
阪神・育成出身の工藤泰成が1回3奪三振 23年打点王にはオールストレート勝負 五十嵐氏も「見ている以上に速い」と評価
好投した阪神の工藤泰成投手(写真:ロイター/アフロ)
MLB東京シリーズ プレシーズンゲーム 阪神-カブス(15日、東京ドーム)

阪神の育成出身・工藤泰成投手がMLBのカブス打線相手に圧巻のピッチングを見せました。

工藤投手は徳島インディゴソックスから2024年育成ドラフト1位で入団した23歳。開幕前に支配下を勝ち取り、オープン戦3試合で無失点とアピールに成功しました。

この日はカブス相手に7回から3番手として登板。先頭のイアン・ハップ選手をフォークで空振り三振とします。続く鈴木誠也選手にはストレートをレフトに運ばれ、ヒットとされると、23年シルバースラッガー賞と打点王のカイル・タッカー選手と対戦。

5球連続でストレートを投げフルカウントとすると、最後は154キロのストレートをインコースへ決めオールストレートで空振り三振に仕留めました。

続く打者には四球を与えますが、5番のマット・ショウ選手をストレートで空振り三振に抑え、3奪三振でこの回を終えました。

このピッチングに解説の五十嵐亮太氏も「ある程度まっすぐをバッターも意識している中で空振りがとれているのでこちらが見えている以上に速さだったり勢いがあるんじゃないのかな。本人も『空振りがとりたい』とか『ファウルとれるかな』とかイメージ通りにいっていると思う。メジャーのバッターはまっすぐに強い選手も多いので空振りがとれているのは非常に大きい。自信になると思う」と話しました。
最終更新日:2025年3月15日 14:45