◇プロ野球セ・パ交流戦　広島3－1日本ハム（6日、マツダスタジアム）

「選手に感謝したいと思います。また1つずつ積み上げていきたいなと思います」

この試合の勝利で監督通算100勝を達成した広島の新井貴浩監督。試合後のインタビューでは勝利をもたらしてくれた選手たちに感謝を口にしました。

日本ハムとの緊迫する試合を制し、カード勝ち越し。勝利に貢献したのは、この3連戦4番に抜擢した末包昇大選手。

初回日本ハム先発の鈴木健矢投手から5号先制2ランホームラン。新井監督は「末包が『今日ホームラン打ちます！』と言ってました。本当に打ちましたね。ナイスバッティングでした」と発言。

以前、5月21日の阪神戦でも、末包選手が2号ホームランを放った時も同様のコメントを残していた新井監督。「そうなんですよね。必ずそう言った日は打つんですよね。いいアプローチだったと思います。しっかりと狙い球を絞って、一振りで決める、素晴らしいバッティングだったと思います」と、ホームランを有言実行の4番をたたえました。

2回には秋山翔吾選手が犠牲フライで追加点。「犠牲フライ打つのは簡単ではないですから。さすがのナイスバッティングだったと思います」とコメント。

先発の九里亜蓮投手が、7回101球を投げ1失点の好投。「申し分なかったですね。ストライク先行できていましたし、テンポも良かった。またリードした石原も、まっすぐを多めに使いながら素晴らしいリードだったと思います」と、キャッチャー石原貴規選手の活躍とあわせて、称賛の言葉を送りました。

広島は交流戦9試合を終え、4勝5敗とし7位タイ。前半戦を終えて新井監督は「3連覇中のオリックス、首位のソフトバンク、今勢いのあるファイターズと戦って、いい戦い方ができているなと手応えを感じています」と話しています。