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【柔道】2連覇の阿部一二三 ロスでの兄妹金奪還を誓い妹・詩は「常人じゃないな」と苦笑い

2024年8月5日 11:55
【柔道】2連覇の阿部一二三 ロスでの兄妹金奪還を誓い妹・詩は「常人じゃないな」と苦笑い
阿部一二三選手と阿部詩選手
柔道日本代表で2連覇を果たした阿部一二三選手と妹・阿部詩選手がインタビューに応じ、次回大会に向け決意を語りました。

兄妹での連覇を目指し迎えた男子66キロ級の阿部一二三選手は、東京五輪続く連覇を達成。しかし阿部詩選手は女子52キロ級で2回戦で敗退し、涙を飲む結果となりました。そして阿部一二三選手が出場した混合団体決勝では、フランスに3勝4敗で2大会連続の銀メダル。最後は兄も涙を流し、パリの戦いを終えました。

阿部詩選手は「(団体戦の出場で)勝って終われたというのは良かったなと思うんですけど。やっぱり個人戦で1番目標にしていた優勝っていうのはできなかったので、ほんとに悔しいオリンピックになった」と振り返ります。

直後に兄からかけられた言葉を聞かれ、「お疲れ様という風に言われた。そのあと喋った時はロスまで、2人で金メダル取るまでは俺も終われないから」と声をかけられたと明かしました。その言葉には「すごいなっていうか。私自身はまだ気持ちの整理もあんまりつかない時に言ってくれたので、 気持ちも常人じゃないなっていうのを思いました」と兄の決意に驚いたといいます。

阿部一二三選手が目指すのはオリンピック4連覇。目標へ折り返しとなった今大会を終えて「(目標は)変わってないですね、今で言うと半分なので。長いなとは思うんですけど、柔道の神様とかがいるなら、この4年は正直自分の中では短いものになるのかなっていう。団体戦での悔しい思い。妹と金メダルを取れなかった悔しい思い。それを晴らさないといけないので」と雪辱を果たすことを誓いました。