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“投げる哲学者”今永昇太 「根拠立てて投げること」 狙い通りの投球でメジャー初勝利

2024年4月2日 12:08
“投げる哲学者”今永昇太 「根拠立てて投げること」 狙い通りの投球でメジャー初勝利
今永昇太投手(写真:AFP=時事)
MLB カブス 5-0 ロッキーズ(日本時間2日、リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太投手はメジャー初登板で6回被安打2、9奪三振無失点の好投で初勝利を挙げました。

この試合では5回までノーヒットに抑えるピッチングを見せると、6回2アウトで1・2塁のピンチを背負いますが、149キロのストレートで空振り三振を奪い、無失点に切り抜けました。

低めのスプリットや150キロ前後のストレートを中心に三振の山を築いた今永投手。

「メジャーのバッターは、ポイントが体に近いですし、よりボールを呼び込んで打ってくるので、いかにストレートとスプリットの見分けを難しくするかが大事」と語ります。

その上でこの試合でのピッチングについては「一番意識したのは、あやふやに投げないというか、根拠を持ってしっかり投げるっていうところ。データももちろんあるんですけど、このバッターならここはこういうヒットを打つからここに投げるべきだ、という根拠を立てて、そこに投げられたか、投げられなかったかの話なので。その根拠をしっかり立てて投げることをやりたいなと思っていて、今日はその通りにできそうなメカニズムだったりとか、自分の指のかかりがあったので、うまくいった」と振り返りました。