◇プロ野球セ・リーグ　阪神-ヤクルト9-1(7日、甲子園球場)
勝:伊藤将司(9勝5敗)
敗:高梨裕稔(7勝7敗)

阪神は4回に、梅野隆太郎選手、近本光司選手らのタイムリーなどで一挙6得点のビッグイニング。投げては先発伊藤将司投手が好投。今季52HRのヤクルト・村上宗隆選手を3打数0安打に抑えました。伊藤投手は9回1失点で、今季12球団最多の6完投目。

投打で首位ヤクルトを圧倒した阪神、試合後矢野燿大監督が報道陣の取材に応じました。

――きょうはスカっとした勝ち方になりました。

「そうですね。久しぶりにゆっくり見れました」

――伊藤投手は6完投目。

「(8月3日以来の9勝目に)ちょっと勝ちがつかないということが最近ありましたけど、今日の勝ちをこれからにつなげてくれると思うので、完投も本当に素晴らしいと思います」

――村上宗隆選手を見事に抑えて完投は評価が高いのでは？

「もちろん、ノリにのってる素晴らしいバッターなので、抑えられて自分の流れに持ってこれたんじゃないですかね」

――(伊藤投手は)味方が点を取るまで無失点。

「ほとんどの試合で将司はゲームを作ってくれますし、なかなか援護ができなくてピッチングが苦しくなることはあるかと思うんですけど、ほとんど試合を作ってくれている。本当にチームに欠かせない存在ですね」

――次勝てば、伊藤投手は2年連続2ケタ勝利です。

「本人の大きな最低限の目標というか。そういうところになると思うので、次回でしっかり決めてもらいたいです」

――打線は4回に一挙6得点。

「リュウ(梅野隆太郎選手)がタイムリーで2点取ってくれて、また次、(9番伊藤投手が)送りバントという形ができた。あそこで1点で満塁だと、ピッチャーには難しいなと思っていたんですけど、2点取ってくれた。近本も2アウトになってからのタイムリーだったので、効果的に点が取れました」

――残り14試合。

「まだまだ諦めるつもりも何もないですし。 目の前の試合を勝って、ひとつでも上に行く。その気持ちは全く変わらないです」