リーグワン BR東京が大阪下し白星発進
◇ジャパンラグビーリーグワン第1節 ブラックラムズ東京43-22NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(9日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム)
先制したのは敵地に乗り込んだブラックラムズ東京(以下、BR東京)でした。2年目で主将に抜擢された武井日向選手(24)が試合を動かします。前半5分、敵陣ゴール前でのラインアウトからモールを組むと、そのまま押し込み前進。最後尾でボールを持った武井選手がトライをあげ、BR東京が先制しました。
一方のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(以下、大阪)は、2019年W杯優勝メンバーの南アフリカ代表、エルトン・ヤンチース選手を起点に攻撃を展開。前半10分にはヤンチース選手のロングパスから攻め込みペナルティートライをあげすぐさま逆転に成功。前半20分にはヤンチース選手のキックパスからチャンスを作りトライをあげ、大阪がリードする展開となります。
しかし、ここまで試合をコントロールしていた大阪のヤンチース選手にアクシデント。前半28分、走りこんできた相手にタックルした際に右肩を痛め負傷退場。ここから試合の流れは徐々にBR東京に傾きます。
前半36分にはBR東京のマット・マッガーン選手がトライをあげ、BR東京が12-15と再逆転。さらにハーフタイムを挟み、迎えた後半9分には左サイドにボールを展開すると2年目の栗原由太選手(24)が俊足を生かし、この日2トライ目となるトライを奪い大阪を突き放します。
試合の主導権を握ったBR東京。後半38分には途中出場した1年目の南昂伸選手(22)が、相手の一瞬の隙を突き、約30mを走り切りダメ押しのトライ。若手選手が躍動し、7トライを挙げたBR東京が43-22で快勝しました。
写真:アフロスポーツ
(※写真は2021年3月のもの)