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野球・キャンプは有観客 感染拡大の沖縄も

2022年1月11日 16:55
野球・キャンプは有観客 感染拡大の沖縄も

日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は11日、臨時12球団代表者会議後に会見を行い、2月に行われる春季キャンプを有観客で実施する方針を改めて説明しました。

井原事務局長は、現在の状況について「開催地の県自治体とは継続して連絡を取り合っている」と話し、「キャンプはお客様をお迎えする、いわゆる有観客で行う方向性は確認がとれています」と話しました。

プロ野球12球団のうち、9球団がキャンプを実施する沖縄県では、「オミクロン株」が急激に感染拡大。政府は沖縄を含む3県に、まん延防止等重点措置を適用しています。

「現在沖縄は、まん延防止等重点措置の適用になっていますので、イベントとしては『上限2万人』として12球団で共有しています。春のキャンプで通常時、お客さんが2万人を超えることはなかなか考えにくいこと」と、有観客で実施できる見通しを示しました。

プロ野球では、昨年5月に複数球団で、球団内クラスターが発生していて、井原事務局長はその時の感染対策を参考にするとしています。

しかし、今後状況が悪化し、緊急事態宣言が出た場合はその指針に沿った形になると説明。

「大前提は、感染対策のさらなる徹底。それを踏まえた上でお客様を招き入れる」

選手やスタッフなどに実施するPCRなどの新型コロナの検査を、従来の週1回から週2回に増やすことや、発症、発症疑いが出た場合の隔離方法なども改めて検討するとしています。