野球殿堂 高津臣吾氏ら3人選出
14日、野球殿堂博物館は「2022年野球殿堂入り通知式」を開催し、高津臣吾氏・山本昌氏・松前重義氏3人の殿堂入りを発表しました。
高津氏は広島工、亜細亜大を経てドラフト3位でヤクルトに入団。NPB通算で286セーブをあげ、最優秀救援投手を4回受賞するなど、チームの絶対的守護神として活躍しました。
引退後はヤクルトのコーチ、監督を務め、2021年にはチームを20年ぶりの日本一へ導きました。
会見で殿堂入りの感想を聞かれた高津氏は「うれしいよりも本当にここに座っていいのかな」と戸惑いの第一声。
ヤクルトで選手、そして監督として日本一になることができたことについては、「入団した時にいらした野村(克也)監督の影響はすごく大きかったと思います。素晴らしいチームメートに恵まれて、素晴らしい監督のもとで強いヤクルトというのを作ってきたというところはちょっと自信持って自慢をしてもいいかなと思います」と語りました。
その野村さんに殿堂入りを報告するとしたらどんな言葉をかけたいか聞かれると、「どうですかね…褒めてはくれるとは思います。そんな多くの言葉ではないのかと思いますけど、『おめでとう』ぐらいは言ってくれるかなと思いますけどね」と笑顔を見せながら答えました。
そして「今後野球界にどんな恩返しをしていきたいか」との質問には「たくさんの先輩方が素晴らしいプロ野球・素晴らしい日本の野球界を作ってこられました。それを長い歴史の中の我々は一部かもしれないんですけれども、やはり次に伝えていく、もっと親しみやすく、もっと盛り上がれる野球界を作っていかなきゃいけないという使命は感じております。今はユニホームを着て監督としてチームを何とか勝ちに導く仕事をしてますけれども、やはり真剣勝負で力と力のぶつかり合いをお客さんには楽しんでいただきたいと思いますし、子供から年をとっても草野球であったりとか野球を楽しむ方法というのはあるのでそういうところに少しでも貢献できたらなと思います」と語りました。