スノボ・戸塚優斗“金”へ異例の居残り合宿
スノーボード・ハーフパイプの戸塚優斗選手が20日、自身が契約している会社のトークセッションにオンラインで参加し、北京五輪の前哨戦となる『X Games』への出場をキャンセルしたことを明かしました。
『X Games』は、世界のトップライダーたちが参戦する世界最高峰の招待制の大会。北京五輪前としては、貴重な最後の実戦の場となります。
本来、戸塚選手もこの大会に出場するはずでしたが、出場をキャンセル。スイスのラークスで行われたW杯後、そのままスイスに残り、異例の居残り合宿を行っています。
戸塚選手は、その理由を「自分の中でやりたいことがすごく多かったし、もっと練習したいなと思って。(ラークスのハーフパイプ)すごくきれいだし大きいので、残って練習しようかなと思って残りました」と説明。
昨季は世界選手権など、出場全試合で優勝を果たす圧巻の強さを見せたものの、今季W杯で優勝はありませんでした。また、「昨季からやりたいと思っていたルーティンにトライしている」と、新たなルーティンで大会に臨んできたことを明かしています。
19日の発表で、北京五輪のスノーボード・ハーフパイプの代表に内定した戸塚選手。2度目の五輪へ向け「素直にうれしいのと、4年前悔しかったので、晴らせるかなという感じですかね。悔しさを」と、大転倒し11位に終わった前回の平昌五輪へのリベンジを誓いました。
さらに「W杯でも決められなかったルーティンだったりとか、まだ大会自体では出せていないトリプルコークだったりとか、そういうのを決めて、“金”取って帰れたらうれしい」と、意気込みを語りました。
写真:アフロ