【高校サッカー】石川・星稜が32回目の全国へ 5大会ぶりの初戦突破を目指す
5大会ぶりの初戦突破を目指す星稜
102回目の開催となる全国高校サッカー選手権大会・石川県大会では合同チームを含め、39校、34チームが激戦を繰り広げ、星稜が石川県大会を制しました。今回は石川代表・星稜の石川県大会決勝を振り返ります。
◇ ◇ ◇
令和になって5年連続、鵬学園との同カードになった石川県大会決勝。この4年は、星稜が3勝と勝ち越しています。今年の星稜は、テクニックの高い2年生が多く、決勝のスターティングメンバーには、7人の2年生が並びました。
アンカーの中村滉希選手は、星稜では久しぶりの2年生で10番を背負い、ウィングにはドリブラーの山口晴選手。そして頭脳派MFの西川太陽選手など、他にも個性的な2年生がそろいます。
しかし、個性豊かなチームのバランスを取るのは3年生で、主将でセンターバックの倉畑鉄将選手をはじめ、去年からレギュラーのサイドバックの井田佳佑選手など後方からチームをまとめ、勝ち上がってきました。
決勝戦は、前半12分。井田佳佑選手のロングスローから、ペナルティエリア内の混戦で最後は天川達心選手の左足で流し込み、星稜が先制点を奪います。しかし前半19分。鵬学園もペナルティエリア、20m付近で岩田恒輝選手の縦の突破からファールをもらい、絶好の位置でフリーキックを獲得します。青木優斗選手が左足で直接狙いますが、惜しくもゴールポストに嫌われてしまいます。
その後星稜は、後半10分に2年生の西川太陽選手が、ゴール前でキーパーの脇を狙って浮かしたシュートが追加点となり、このリードを守り切り2-0で勝利。4年連続32回目の選手権全国大会の切符を手にしました。
選手権出場32回目となる星稜ですが、今年の県予選ではこれまでにない危機に直面しました。初戦から準決勝までの間に、30人の登録メンバー中、24人がインフルエンザに感染。30人のメンバーで試合に出なかったのはわずか1人と、文字通りの総力戦となりました。
主将の倉畑鉄将選手は「メンバーだけでなく、サポートも含めてチーム全員で勝ち取った優勝。全国でも全員サッカーで一戦一戦、大事に戦います」と話します。
93回大会では全国優勝をしている星稜ですが、ここ3大会は全国大会初戦で敗退。今年は全員サッカーで5大会ぶりの初戦突破を目指します。星稜の初戦は三重代表の四日市中央工業と12月31日に行われます。
(取材・文:高校サッカー民放43社/テレビ金沢)
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令和になって5年連続、鵬学園との同カードになった石川県大会決勝。この4年は、星稜が3勝と勝ち越しています。今年の星稜は、テクニックの高い2年生が多く、決勝のスターティングメンバーには、7人の2年生が並びました。
アンカーの中村滉希選手は、星稜では久しぶりの2年生で10番を背負い、ウィングにはドリブラーの山口晴選手。そして頭脳派MFの西川太陽選手など、他にも個性的な2年生がそろいます。
しかし、個性豊かなチームのバランスを取るのは3年生で、主将でセンターバックの倉畑鉄将選手をはじめ、去年からレギュラーのサイドバックの井田佳佑選手など後方からチームをまとめ、勝ち上がってきました。
決勝戦は、前半12分。井田佳佑選手のロングスローから、ペナルティエリア内の混戦で最後は天川達心選手の左足で流し込み、星稜が先制点を奪います。しかし前半19分。鵬学園もペナルティエリア、20m付近で岩田恒輝選手の縦の突破からファールをもらい、絶好の位置でフリーキックを獲得します。青木優斗選手が左足で直接狙いますが、惜しくもゴールポストに嫌われてしまいます。
その後星稜は、後半10分に2年生の西川太陽選手が、ゴール前でキーパーの脇を狙って浮かしたシュートが追加点となり、このリードを守り切り2-0で勝利。4年連続32回目の選手権全国大会の切符を手にしました。
選手権出場32回目となる星稜ですが、今年の県予選ではこれまでにない危機に直面しました。初戦から準決勝までの間に、30人の登録メンバー中、24人がインフルエンザに感染。30人のメンバーで試合に出なかったのはわずか1人と、文字通りの総力戦となりました。
主将の倉畑鉄将選手は「メンバーだけでなく、サポートも含めてチーム全員で勝ち取った優勝。全国でも全員サッカーで一戦一戦、大事に戦います」と話します。
93回大会では全国優勝をしている星稜ですが、ここ3大会は全国大会初戦で敗退。今年は全員サッカーで5大会ぶりの初戦突破を目指します。星稜の初戦は三重代表の四日市中央工業と12月31日に行われます。
(取材・文:高校サッカー民放43社/テレビ金沢)