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センバツ高校野球が開幕 青森山田の橋場公祐主将が選手宣誓で被災地へ思いをはせる

2024年3月18日 18:45
センバツ高校野球が開幕 青森山田の橋場公祐主将が選手宣誓で被災地へ思いをはせる
第96回選抜高校野球大会の開会式で選手宣誓をする青森山田の橋場公祐主将(写真:時事)
第96回選抜高等学校野球大会が18日に開幕。開会式では連覇を狙う山梨学院を先頭に、出場32校の球児らが力強く甲子園球場を行進。選手宣誓は青森山田高の橋場公祐主将が務めました。

橋場選手は昨年10月に亡くなった谷村新司さんが作曲した大会歌「今ありて」の歌詞を冒頭に引用すると、1924年に「全国選抜中等学校野球大会」として始まり、今大会で100年を迎える大会の歴史について語りました。

さらに、1月に発生した能登半島地震について、「私たちにできることは目の前の白球をがむしゃらに追い続けること、そして全力で野球を楽しむこと」と思いをはせました。

▽選手宣誓全文
「今ありて未来も扉を開く。今ありて時代も連なり始める」
1924年、第1回全国選抜中等学校野球大会として春の選抜大会が開催されました。あの日から100年。我々、高校球児の甲子園大会に対する夢や憧れは、長年の時を超えても変わることなく、いまもなお、夢舞台であり続けています。夢にまで見たここ甲子園球場に立ち、これまでの先輩方が築き上げられた歴史と伝統の重さを身に染みて感じています。同時に私たちは唯一無二の仲間とともに大好きな野球に打ち込める今に喜びをかみしめています。今年の元日に能登半島沖で大きな地震が発生しました。家族団らんと過ごしている中での激しい揺れに私たちは恐怖と深い悲しみに襲われました。被災地では現在も苦しみと困難の多い生活を余儀なくされています。私たちにできることは目の前の白球をがむしゃらに追い続けること。そして全力で野球を楽しむことです。今日から始まる選抜大会を、次の100年に向けた新たな一歩とするべく、全身全霊をかけて戦い抜くことを誓います。今日までの100年、今日からの100年へ。