【高校サッカー全力新聞】広島国際学院「創部70年で掴んだ悲願の“選手権”切符」武器は多彩な攻撃
■創部70年の節目に掴んだ悲願
広島国際学院は広島市中心部から車で30分ほどの安芸郡海田町に位置する私立高校です。部活動では、プロゴルファーの金谷拓実選手を輩出したゴルフ部などが全国でも活躍しています。
今年のインターハイにはサッカー部のほかに、陸上や空手道、バドミントン、硬式テニスが出場しました。また学校の出身者では歌手の矢沢永吉さん、お笑いタレントのクロちゃんもいます。
サッカー部は1954年に発足し、今年で創部70年を迎えます。瀬越総監督が赴任した1989年は部員が8人でしたが、少しずつ力をつけて広島の頂点に立つチームとなりました。2019年にはサッカー部の人工芝グラウンドも完成しています。前回大会で初めて県大会の決勝戦に進み、今大会で初の選手権出場を決めた広島国際学院です。
■「多彩な攻撃を展開する」広島国際学院
キャプテンの茂田颯平選手(3年)はチームの強みを「アグレッシブな攻撃と試合中に戦術を変えることができるところ」と話しています。
エースの野見明輝選手(3年)やドリブラーの石川撞真選手(3年)を中心に速さとコンビネーションを使った多彩な攻撃が初の全国の舞台で発揮できるでしょうか。
また、国立競技場で迎える開幕戦について茂田キャプテンは「限られた人しかサッカーをできない素晴らしい場所での開幕戦は注目される。正々堂々と恥じないプレーをしたい」と意気込んでいます。
初の選手権全国の舞台で歴史の大きな1ページを刻む広島国際学院がどんな攻撃サッカーを展開するか注目です。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/広島テレビ放送)