柔道女子52キロ級で東京五輪金メダリストでパリ五輪代表の阿部詩が12日、味の素ナショナルトレーニングセンターで日本代表合宿に参加。阿部選手は練習パートナーを相手に精力的に汗を流しました。

3年前の東京五輪は両肩をケガした状態で出場。その状態で金メダルをつかみました。

東京五輪後に手術を行い、「東京五輪前は肩のケガがあって、ケガの方にどうしても意識がいきながら練習に取り組んでいたり、トレーニングしていたが、今はそういう不安もなくなったので、しっかり柔道だけに集中してできている」と現在の状態に不安なく練習に打ち込めていることを明かします。

オリンピックイヤーの初戦は、3月末のグランドスラム・アンタルヤ大会を予定。今合宿のテーマを「今月末の試合に向けて、調整をしながら、パリ五輪を意識して技術の向上っていうのを意識しています。具体的には組手のパターン。どうやって持つとか細かい部分」と話しました。

半年をきったパリ五輪へ向けて「パリに向けて4か月しかない。人生の中での4か月なので、一生懸命、パリの舞台で金メダルを取ることだけを目標にしながら生活していきたい」と連覇へ向け、覚悟を口にしました。