【スーパー中学生】小久保颯弥 小学6年生時代には神宮球場で120m本塁打・打撃フォームはまるで坂本勇人…逸材に迫る
赤星憲広さんが“スーパー中学生”小久保颯弥(そうや)選手にインタビューを行い、そのスゴさの秘密に迫りました。
小久保選手が注目を集めたのは2021年の「NPB12球団ジュニアトーナメント」。中日ドラゴンズJr.の一員として出場した小久保選手は、小学6年生ながら神宮球場のレフトスタンド中段に飛び込む、推定120mのホームランを放ちました。そんな小久保選手は現在中学3年生。2024年に行われた「第6回 WBSC U-15 ワールドカップ」ではU-15侍ジャパンに選出され、世界一に貢献しました。
現在177cm・75kgと成長した小久保選手。赤星さんが見守る中、グラウンドに設置された両翼約92m・高さ約10mのネットを超える場外ホームランを次々と放ちます。
赤星さんはこれを見て「(ネットを)簡単に越えている。すごく自然体に構えていて、打ちにいってインパクトの瞬間に“バカーン”って強さがすごいですね」とコメント。さらに逆方向にも軽々と飛ばす姿を見て「これだけ右方向に飛距離が出る中学生は、僕が今まで見てきた中でもいないと思います」と絶賛します。
小久保選手は「アウトコースの球は右中間を意識して、打つときにインパクトだけ。バットを内から出して最後に一押し。手首を使って伸ばす感じで」とバッティングのイメージについて説明します。
さらに赤星さんは小久保選手のインコースの打ち方が、巨人・坂本勇人選手に似ていると指摘。インコースの球を打つときに右肘が体に巻き付くように出てきており、このため難しいインコースのボールに対してもバットがスムーズに出て打ち返すことができていると解説します。
そんな小久保選手の現在のスイングスピードは149キロ。プロ野球の世界でも150キロが出れば早いとされていると赤星さんも驚きの声をあげます。
その速さを生んだ秘密は“2キロのバット”を使った練習にありました。このバットはプロが使う木製バットよりも2倍近く重いもので、見た目にも分かるように細さが全く違います。
赤星さんも実際に体験してみますが、このバットで放った打球はファウルになったり、フラフラっとセンター方向に上がったりと、使いこなすのはかなり難しい様子。
しかし小久保選手が放つと打球はネット手前までぐんぐんと飛びます。
このバットでの練習を小学6年生から行っているという小久保選手は、練習の効果について「スイングスピードが上がって飛距離もあがると思う。(小6時代の)神宮のホームランもそのおかげで打てたと思います」と明かしました。
2025年の春から高校生になる小久保選手。将来の目標について「18歳で甲子園春夏連覇とアンダー18日本代表で世界一になること。そしてドラフト1位指名です。24歳で首位打者になって、25歳でメジャーリーガーになりたいです」と明確な目標を明かしました。
(12月1日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』を再構成)