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佐々木朗希がドジャース入団を決めた”3つの理由” 高橋由伸&五十嵐亮太が分析 世界一のチームだからこそできることとは?

2025年1月19日 17:00
佐々木朗希がドジャース入団を決めた”3つの理由” 高橋由伸&五十嵐亮太が分析 世界一のチームだからこそできることとは?
ドジャースへの入団を決めた佐々木朗希投手【写真:CTK Photo/アフロ】
佐々木朗希投手が18日、ドジャースとマイナー契約を結んだことを発表。この発表を受け、元メジャーリーガーの五十嵐亮太さんと元巨人監督の高橋由伸さんが“ドジャース入団の決め手”について分析しました。

■入団の決め手①「育成のうまさ」

まず1つ目に2人があげたのは、ドジャースの「育成力」について。五十嵐さんは「その人にあった長所を伸ばせるきっかけをドジャースは作ってくれる」といいます。

昨季、ドジャースで中継ぎのエースとして活躍したアレックス・ベシア投手もドジャースの育成の影響を受けた選手の1人。前チームでは「5試合で防御率18点台」だったのに対して、ドジャース移籍後は「41試合で防御率2点台」と成長を遂げました。

この理由について五十嵐さんは「若手が伸びやすいとか、データを基に選手にいいものを提供できる環境はそろっているのかな」とドジャースの育成力について語りました。

■入団の決め手② 「日本人の存在」

さらに2つ目の理由として「日本人がいるっていうのはやっぱり大きい」と語った2人。ドジャースには大谷翔平選手と、昨季メジャー挑戦1年目を過ごした山本由伸投手が在籍しています。

五十嵐さんは自身がメッツへ移籍した時の思いを振り返り「いきなり日本語しか話していない環境から、英語が飛び交う環境に行くとストレスもなくはない。ただ日本人がいると日本語を話せるので気持ちがめちゃくちゃラクになります」とコメント。さらに佐々木投手と同じく投手であり、昨季メジャー1年目を過ごした山本投手について触れ、「1年間戦って、自分の中で何が必要で何が足りなかったのかを分かっている先輩が近くにいるっていうのも大きいのかな」と語りました。

さらにドジャースには20年以上球団のトレーナーを務める日本人スタッフも在籍。佐々木投手が野球に集中できる環境がそろっていることを強調しました。

■入団の決め手③ 「豊富な投手陣」

3つ目にあげたのはドジャースの「豊富な投手陣」です。今季ドジャースには、新加入のスネル投手や二刀流復帰が見込まれる大谷選手などを含め、豊富な先発陣が在籍。

五十嵐さんは、メジャーで戦う体づくりについて「筋量もメジャーで戦っていく上で大事だと思う。シーズンで投げながらもトレーニングを入れる、このバランスが非常に大事」と語ります。高橋さんも佐々木投手の体格について「まだ体ができあがってないだろうなっていう感じはする。その辺はチームも理解しているだろうし、それも踏まえての獲得じゃないかな」と考えを明かしました。

加えて五十嵐さんはドジャースについて「(佐々木投手に)いきなり162試合を戦ってもらうって感じじゃないと思う。1年目から無理はさせないんじゃないかな」とコメント。高橋さんも「世界一になっているチーム。チームがある程度できあがっているからこそのちょっとした余裕というか、少し育てながらでもやっていこうかという若干の余裕がある」と分析しました。

(1月18日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)
最終更新日:2025年1月19日 17:00