◇プロ野球イースタン・リーグ 巨人6x-5オイシックス（10日、ジャイアンツ球場）

4-5で迎えた9回、2アウト1、2塁の場面で、打席に入ったのは巨人の湯浅大選手。

2球目でランナーのオコエ瑠偉選手と増田陸選手がダブルスチールを敢行。ランナー2、3塁となり、オイシックスバッテリーに大きなプレッシャーがかかります。

湯浅選手としては前の打席で1アウト1、2塁のチャンスにサードゴロでダブルプレーとなっただけに、ここはなんとか打ちたいところ。

オイシックスの7番手上村知輝投手のまっすぐをセンター方向にはじき返すと、セカンドのグラブをはじき、ボールが転々とします。2塁ランナーもかえってきて、サヨナラ勝ちを収めた巨人。ヒーローインタビューには殊勲打を放った湯浅選手が選ばれました。

「前の打席でチャンスで打てなかったんで、なんとかつなぐ、という気持ちで入りました。抜けてくれと思いながら走ってたんですが、何とか抜けてよかったです」

湯浅選手は開幕1軍に名を連ねていましたが、6月1日に登録を抹消され、その後は2軍で調整しています。「いつ呼ばれてもいいように日頃準備して頑張っていきたいと思います」と意気込みました。