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「加藤で勝とう」日本ハム加藤豪将が2打席連続HR 初のお立ち台で完璧マイク

2023年6月1日 5:00
「加藤で勝とう」日本ハム加藤豪将が2打席連続HR 初のお立ち台で完璧マイク
日本ハム・加藤豪将選手
プロ野球セ・パ交流戦 日本ハム5-2ヤクルト(31日、エスコンフィールドHOKKAIDO)

日本ハムの加藤豪将選手が、2打席連続ホームランを放ち、初めて本拠地のお立ち台に立ちました。

アメリカ・カリフォルニア出身の加藤選手は、2013年のMLBドラフトでヤンキースから指名を受けて入団。

メジャーデビューも果たした28歳を昨年10月、日本ハムはドラフト3位指名。アメリカから逆輸入のオールドルーキーとして注目されていました。

この日は5番・セカンドで出場。3回にヤクルトの市川悠太選手のストレートをとらえ、ライトスタンドへ初ホームラン。

続く5回の打席では市川投手の変化球をライトスタンドへ2打席連続ホームラン。チームを勝利に導き、初のお立ち台に立ちました。

「すごい緊張しています。野球フィールドでこんなに緊張したことない。英語が出てきそうです」とお立ち台の感想を答えると、その後英語で感想も披露した加藤選手。日本語で何と言ったか聞かれると「通訳がいないのでできないです」とマイクパフォーマンスをみせました。

「2打席連続ホームランは人生初なので、まさか2打席目も打つとは思っていなかった。(ホームランの瞬間は)僕あんまり覚えていないです」と会場を笑いに誘い、「打った瞬間ベンチにいたような感じ。本当に勝ててよかった」と笑顔で振り返りました。

アメリカでプロ入りするも、約10年間マイナーリーグで下積み。苦労を重ね昨年メジャーデビューし、初ヒットも記録しました。

日本球界入りした今季は、開幕直前に右腹斜筋肉離れのため離脱。どんな試練からもはい上がる加藤選手は、「(2軍の)鎌ケ谷でリハビリしているときに、いろいろな人に支えられて、この球場に立つだけで幸せなんですけれど、お立ち台でヒーローインタビューしている自分は、いろいろな人がヘルプしてくれたからここにいることなので本当に幸せです」とその気持ちを明かしました。

最後にどんなシーズンにしたいかと聞かれた加藤選手は、「それは一言で言うと、『加藤で勝とう』なので勝ちに行きます」と球場をわかせています。

交流戦は連勝スタートの日本ハム。翌日の1日はもう一人の“加藤”である、加藤貴之投手が先発予定です。
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