スキー・ジャンプの高梨沙羅選手（２０）が、ノルディックスキーワールドカップ　ジャンプ女子個人第１８戦で優勝し、歴代通算最多となる５３勝に並んだ。

　来年、オリンピックが開催される韓国・平昌の舞台で１５日、２年連続４度目となるワールドカップ総合優勝を決めた高梨選手。１５日に続き時折、強い風が吹く中で迎えた１６日の１回目。多少、体勢を崩したが９９．５メートルを飛び２位につける。そして２回目も９７メートルと安定したジャンプを重ね、逆転で今シーズン９勝目。これでワールドカップ男女を通じて歴代最多に並ぶ通算５３勝目を挙げた。

　また、１５日に４勝目を挙げた伊藤有希選手も２位となり、２戦連続で日本勢のワンツーフィニッシュとなった。