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「そう簡単には世界のお姉様方は勝たせてくれない」やり投げ・北口榛花 日本人女子初・世界選手権で銅メダル

2022年9月21日 6:32
「そう簡単には世界のお姉様方は勝たせてくれない」やり投げ・北口榛花 日本人女子初・世界選手権で銅メダル
世界選手権・DLファイナルで銅 メダルを獲得し、帰国した北口榛花選手
陸上・女子やり投げ北口榛花選手(24)が20日、約3か月の海外遠征を終え、帰国しました。

北口選手は7月の世界選手権(アメリカ・オレゴン)で日本女子初となる銅メダルを獲得。

日本時間今月9日にスイス・チューリヒで開催された、世界最高峰のリーグ戦、ダイヤモンドリーグファイナルでも銅メダルに輝くなど快進撃を続けてきました。

飛行機を降りた瞬間から、北口選手の顔には、トレードマークの笑顔がはじけ、「世界選手権から3か月がたっているので、あんまり人がいないんじゃないかなと思っていたんですけど、こうやって来てくださってすごくうれしいです」と集まった報道陣に向けて、感謝の思いを伝えました。

「海外でのシーズンを終えて、世界選手権での銅メダルはすごくうれしかったですし、コーチも『こんなに早くメダルをとれるようになるとは思っていなかった』と言っていたので、想像以上のできだったなと思っています」と、振り返った北口選手。

世界選手権の3位は「素直にうれしかった」という一方で、ダイヤモンドリーグファイナルの3位は「同じ3位でもまた自分のなかでは違うことを感じた3位だった」といいます。

「世界選手権では入賞を目指して3位だったんですけど、ダイヤモンドリーグファイナルでは、チャンピオンになりたいという気持ちがあった。そこに届かなかった悔しさの方が大きくて。そう簡単には世界のお姉様方は勝たせてくれなかったかなと思っています」と笑顔のなかにも悔しさをにじませました。

それでも、今回の経験をいかそうと、すでに次を見据えている北口選手。

「今回は入賞を目標にしてメダルを取れてしまったので、来年の世界選手権ではメダルを取りに行くということを意識して、メダルが取れたらいいなと思っています。その色が今年よりいい色であれば、なお、いいと思っています」

ダイヤモンドリーグについては「楽しい思いをしてしまった」と次回以降も最後までリーグ戦を戦えるように決意を語ると、2年後のパリ五輪へ向けては、「狙ったことを狙ってやるということはなかなか難しい。今回ファイナルでチャンピオンになりたいと思って、チャンピオンになれなかった。経験不足もあり、『まだまだ早いぞ』と言われたような気がした。パリ五輪があるからといって、焦ることなく、ゆっくりじっくりやっていきたいなと思っています」と意気込みました。
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