◇NBAGリーグ　アップネクストゲーム(日本時間17日、モスコー二センター)

オールスターウィークエンドを迎えたバスケットボールNBA。その下部Gリーグのオールスターゲームが日本時間17日、アメリカ・サンフランシスコで行われ、メンフィス・ハッスルに所属する河村勇輝選手とインディアナ・マッドアンツ所属の富永啓生選手がそろって出場しました。

ファンによる人気投票と成績に基づいて選出された今試合では河村選手がファン投票1位、富永選手が10位を獲得。4チームに分かれてトーナメント方式で行われましたが、河村選手と富永選手は「チームストリクトリーBボール」に選ばれ、パリ五輪以来のチームメートとして出場。

35点先取で勝ち上がる準決勝、観客をわかせたのはポイントガードとしてスタメン出場した河村選手。ハーフコートより自陣からアンダースローで特大のアリウープパスでアシストをマークします。さらに途中出場した富永選手も得意の3ポイントシュートを成功。

河村選手は4リバウンド3アシスト、富永選手は5得点。試合には敗れたものの、プレーで観客を魅了しました。

試合を終え河村選手は「あっという間でした。富永選手とプレーするのはすごく楽しみでしたし、すごく楽しかった」と日本代表以来となる富永選手との共闘にご満悦の様子。オールスターウィークエンド期間中は晩ご飯をともにするなど富永選手とともに時間を過ごしたことも明かしました。

日本ではBリーグのオールスターも経験している河村選手。バスケットボールの本場でのオールスターについて「アスレチックな選手が多い。迫力のあるアリウープやダンクがより多く見られるというのが大きな違い」とコメント。

「小さくてもNBAでプレーできること、また日本・アジアからたくさんの方が応援に駆けつけてくださって、そういった方々にも『小さくてもNBAでプレーできるんだ』ということを証明したいのでそれが僕のミッションかなと思います」と更なる飛躍を誓いました。

一方の富永選手も「すごく楽しかった。(河村は)もうちょっといっていいんじゃないかと思ったけど、すごく楽しくできたのでよかった」と河村選手とのプレーを楽しんだ様子。

「(Gリーグで)このままアピールをし続けて、信頼を得てプレータイムをもっともらっていくと自分のプレーというのが出来てくると思うので頑張ってやっていきたい」とこちらも活躍を誓いました。