◇プロ野球セ・リーグ　広島10-2DeNA(15日、マツダスタジアム)

広島の新井貴浩監督はプロ初勝利を手にした常廣羽也斗投手を「自信にしてもらっていい」とたたえました。

ドラフト1位ルーキーの常廣投手は、プロ初登板。1球ごとに大きな歓声がわく中で、指揮官は「打者にむかっていけていた」とランナーを出しながらも粘りの投球。5回1失点で勝利をつかみました。

優勝を争っていたチームは6連敗で首位巨人とは4ゲーム差。負けられない一戦だっただけに、「彼にとっては忘れられないデビュー戦だったと思います。結果はどうあれ、彼にはプラスしかないと思っていましたので、迷うことなくいってもらいました。ベイスターズ打線は本当に強力。自信にしてもらっていい」と語りました。

チームは初回に小園海斗選手が先制タイムリーツーベースを放つなど、4点を先制すると、6回には菊池涼介選手の3ランが飛び出すなど、14安打10得点と奮闘。またチームは11安打を浴びながらも好守備が光る試合となりました。新井監督は「野手のみんなもルーキーに勝ち星をという気持ちだったと思います。バックもよく守った」と選手たちをねぎらいました。