【大会14日目】藤波朱理が圧倒的な強さで金メダル セーリングは20年ぶりの快挙 メダルランキング1位はアメリカ
◇パリオリンピック2024(大会14日目=日本時間8日、9日)
大会14日目、日本はレスリングの藤波朱理選手が金メダル、セーリングで銀メダルを獲得しました。
■藤波朱理が圧倒的な強さで金メダルを獲得 公式戦137連勝記録
初戦をフォール勝ち、準決勝はテクニカルスペリオリティーで勝利するなど圧倒的な強さを見せた藤波朱理選手。レスリング女子53キロ級の決勝でエクアドルのジェペス グスマン選手と対戦しました。
第1ピリオド、開始44秒にタックルからバックをとり2点を先制すると、1分25秒に2点を追加。さらに2分20秒の場面でバックをとりさらに2点を加え6対0で試合を折り返します。
そして第2ピリオド、開始早々、カウンターからバックをとり2点を入れると、相手がタックルに来たところを冷静に対応し、バックを取った藤波選手。圧倒的な強さをみせ10対0で圧勝し金メダルを獲得。公式戦の連勝記録も137に伸ばしました。
■セーリングで20年ぶりの快挙 最終レースで順位あげ銀メダル獲得
セーリング混合470級最終日のメダルレースに岡田奎樹、吉岡美帆組が出場しました。
各レースごとの着順による合計ポイントの少なさ(例:1位1ポイント、10位10ポイント)で順位が決まるこの種目。最終レースでは着順によるポイントが倍(例:1位2ポイント、10位20ポイント)になります。
8レースを終え、3位だった岡田/吉岡組は、この最終レースでは、3位に入り6ポイントが加算。最終レース前まで2位だったスペインを逆転し、総合順位を2位まで上げ銀メダルを獲得しました。
日本勢がオリンピックの470級でのメダル獲得するのは、2004年アテネオリンピック男子銅メダルの関一人、轟賢二郎組以来20年ぶり。2人乗りの470級は、前回の東京オリンピックまでは、男女別で行われていましたが、今回より新たに混合種目となっていました。
この日、金メダル1個と銀メダル1個を獲得した日本は、合計のメダル数が33個(金13個、銀7個、銅13個)となり、金メダルの個数が最も評価される「メダルランキング」は、7位をキープしています。
▽メダルランキング(大会14日目終了時点)
1位 アメリカ(金30・銀38・銅35)
2位 中国(金29・銀25・銅19)
3位 オーストラリア(金18・銀14・銅13)
4位 フランス(金14・銀19・銅21)
5位 イギリス(金13・銀17・銅21)
6位 韓国(金13・銀8・銅7)
7位 日本(金13・銀7・銅13)
8位 オランダ(金11・銀6・銅8)
9位 イタリア(金10・銀11・銅9)
10位 ドイツ(金9・銀8・銅5)