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【センバツ】健大高崎が名門対決制す 今大会初の延長タイブレークの激闘 栗原朋希が値千金のタイムリーヒット

2025年3月18日 18:34
【センバツ】健大高崎が名門対決制す 今大会初の延長タイブレークの激闘 栗原朋希が値千金のタイムリーヒット
健大高崎の下重賢慎投手(写真:時事)
◇第97回選抜高等学校野球大会1回戦 健大高崎(群馬)3-1明徳義塾(高知)(18日、甲子園球場)

大会初日の第3試合は、前回大会優勝の健大高崎と4年ぶり21回目の出場となった明徳義塾の名門校同士対決。

初回、健大高崎は先発の下重賢慎投手(3年)が制球が安定せず、2アウト1、2塁のピンチを背負いますが、伸びのあるストレートで羽岡拓哉選手(3年)をセカンドゴロに打ち取って無失点で切り抜けます、

続く2回も、守備のエラーなどでピンチを招きますが山田将太郎選手(3年)をファウルフライに打ち取ると、3回にはレフト佐伯幸大選手(3年)の好守備もあって、3回まで無得点に抑えます。

一方の明徳義塾の先発・池崎安侍朗投手(3年)は、守備のエラーから出塁を許すも、ストライクゾーンにボールを集めて、3回までノーヒット投球。両チームとも無得点のまま3回を終えます。

試合が動いたのは4回、健大高崎の先頭・石田雄星選手(2年)がチーム初ヒットを打つと、続く加藤大成選手(3年)がセーフティーバント、3番・秋山潤琉選手(3年)が犠牲バントを決めて、1アウト2、3塁のチャンスを作ります。そして4番・小堀弘晴選手(3年)はショートゴロに倒れますが、その間に3塁ランナーがホームインして、健大高崎が1-0と先制に成功します。

反撃したい明徳義塾は直後の5回、四球と犠牲バントからチャンスを作ると、藤森海斗選手(3年)が前進守備のライトの頭上を越すタイムリー3ベースを放って同点。なおもチャンスでしたが、下重投手から追加点を奪えず、勝ち越しとはなりません。

その後、両チームとも得点を奪えずに迎えた9回。健大高崎は1アウト2塁から 小堀選手がセンターへヒットを打つと、2塁ランナーは迷わず3塁を蹴ってホームを狙いますが、明徳義塾のセンター山田選手の好返球でホームタッチアウトとなり、勝ち越すことができません。

そして延長戦に突入した試合は10回に動きます。10回表の健大高崎の攻撃。送りバントでランナーを2、3塁に進めると打席にはこの試合無安打の栗原朋希選手(3年)。2球目、アウトコースへの変化球を捉えた当たりはセンターへのタイムリーヒット、勝ち越しに成功します。さらに3塁の場面で池崎投手が暴投、この間に3塁ランナーの栗原選手が生還し2点を奪った健大高崎。

その裏、明徳義塾の攻撃を無失点で締め、健大高崎が大会連覇へ、名門対決を制しました。
最終更新日:2025年3月18日 21:22
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