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【関東インカレ】5000mで順大のエース・三浦龍司とスーパールーキーが見せ場 箱根駅伝も見すえチームに活気

2023年5月15日 13:00
【関東インカレ】5000mで順大のエース・三浦龍司とスーパールーキーが見せ場 箱根駅伝も見すえチームに活気
順大・三浦選手が残り200mで抜け出して連覇を成し遂げる
第102回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が5月11日から14日に相模原ギオンスタジアムで開催され、最終日の男子1部5000m決勝では、東京オリンピック3000m障害で7位入賞した三浦龍司選手(順天堂大学4年)が圧巻の強さを見せました。

■「本来の走りに近づいてきた」順大・三浦選手が圧巻のラストスパートを見せる

レース前半は、山梨学院大学の留学生・ジェームス・ムトゥク選手(2年)を先頭に、縦長の隊列で進みました。先頭集団が6人に絞られると、残り1000mでついに三浦選手が先頭に立ちます。その後は、残り700mで伊藤大志選手(早稲田大学3年)が、残り1周の鐘が鳴ってからは、後輩の吉岡大翔選手(1年)が仕掛けて先頭に立ちますが、三浦選手は冷静に対処しました。

「本来であればラスト1000mで仕掛けたかったんですけど、勝負に徹するべきかなと思って切り替えて、ラスト勝負に持ち込みました。ラスト100mはすごい向かい風だったので、うまく切り替えられないかもしれなかったので、少し早めに仕掛けました」

三浦選手はラスト200mで先頭を奪い返します。後方からは石原翔太郎選手(東海大学4年)や山口智規選手(早稲田大学2年)も猛烈な追い上げを見せましたが、それを上回る見事なラストスパートで突き放し、13分45秒52で連覇を成し遂げました。

もともとラストスパートを武器とする三浦選手ですが、今年に入ってからは、2月の日本選手権クロスカントリーが2位、3月のTOKOROZAWAゲームズ3000mが4位、4月の金栗記念選抜陸上1500mが2位と、勝ち切れないレースが続いていました。

「ここまで良くない流れで来ていたので、どうにかしないといけないっていう思いが強かった。それに最後の年ですし、(対校戦の)得点もかかっていたので、今回はものすごく緊張していました」と三浦選手は言います。それだけに、今回の優勝は、スロースタートだった今季の不調を払拭するレースになりました。「1つ勝てたというのが一番大きいですし、自分の形として、ラストで差し切って終わることができたのも良かった。徐々に、自分の本来の走りに近づいてきた感覚があります」

本職の3000m障害は5月21日のセイコーグランプリが今季初戦。今夏のブダペスト世界選手権で世界のトップ選手と勝負することを大きな目標に掲げており、徐々にエンジンがかかってきました。

■スーパールーキー吉岡選手は、果敢なチャレンジを見せ4位と健闘

2位に石原選手、3位に山口選手が続き、4位にはルーキーの吉岡選手が入りました。

「今回のレースは、勝つことよりも、今の力がどれだけ通用するかを知る機会だと思って臨みました」と話す吉岡選手は、上級生との駆け引きにも最後まで耐え抜いて、4位入賞と健闘しました。

ラスト1周を切ってからは、先頭に立つ見せ場も作りました。「ここまで引き離されて終わってしまうレースが多かったので、最後は散ってもいいので仕掛けて終わりたいと思って挑戦しました。挑戦したからこそ、改めて(三浦選手らとの)差を強く痛感できた。負けはしましたが、先につながる負けだったと思います」と、5000m高校記録保持者でスーパールーキーの呼び声にふさわしい活躍を見せただけでなく、今後のさらなる成長を予感させるレースになりました。

なお、男子1部の対校戦は順天堂大学と早稲田大学が接戦を繰り広げていましたが、三浦選手と吉岡選手の活躍で計13点を獲得し、順天堂大学が総合優勝を決定付けました。

第100回箱根駅伝で総合3位以内を目標に掲げている今季、大エースとスーパールーキーの存在がチームをますます活気づけています。

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