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駒澤大学が“ワンツーフィニッシュ” 1位は箱根駅伝8区・赤星雄斗 5区・山川拓馬が2位 【関東インカレ2部ハーフマラソン】

2023年5月15日 6:30
駒澤大学が“ワンツーフィニッシュ” 1位は箱根駅伝8区・赤星雄斗 5区・山川拓馬が2位 【関東インカレ2部ハーフマラソン】
ガッツポーズでゴールする駒澤大・赤星雄斗選手
5月14日、関東インカレ最終日にハーフマラソンが開催され、男子2部では駒澤大学赤星雄斗選手(4年)が1時間3分24秒で優勝。2位には同じく駒澤大の山川拓馬選手(2年)が入り、ワンツーフィニッシュを飾りました。3位は創価大学の吉田凌選手(3年)でした。

■終盤は駒澤2選手のトップ争い

ハーフマラソンは相模原ギオンスタジアムを発着とし、隣接する女子美術大学の周りを12周走るコースで開催されました。

2部が朝9時、1部は9時6分と時間をずらしてスタート。2部の序盤はスローペースの大集団となり、周回コースを4周まわったところで、1部の先頭集団が2部の先頭集団につき、引っ張りました。

15kmすぎから徐々に集団がばらけていき、残り3周となったところで2部の先頭は山川選手と赤星選手の2人に。一度赤星選手が前に出ましたが山川選手が抜き返し、最後の1周でふたたび赤星選手が抜き返してトップで競技場に入り、そのままゴールしました。

■4年生の意地と、王者のプライドを持って

今年の箱根駅伝では8区を走り、区間4位だった赤星選手。4月末の合宿のあと調子を落としてしまい、走る前は不安で緊張もしていたといいます。

「実際スタートしたら体が動いてくれて、最初スローペースになったのでそこも自分にとっては良かったと思います」と、展開にも恵まれました。残り2周で上りが強い山川選手に離されたタイミングもありましたが、「最後の力を振り絞って残り1kmで離しました。4年生として負けられないなと意地がありました」と振り返ります。

箱根駅伝の総合優勝で駒澤大学史上初の3冠を達成したあとも、篠原倖太朗選手(3年)が学生ハーフマラソン優勝、今回の関東インカレ10000mでの唐澤拓海選手(4年)の日本勢トップなど、勢いが続いているチーム。

「ここで勢いを途切れさせたらだめだと思って、箱根の王者としてのプライドを持って挑みました」としっかりと「王者・駒澤」の意識を持って走ったと語りました。

最上級生となり、寮長を担当している赤星選手。4年生になっての意識の変化をたずねると、「コミュニケーションを取るのは苦手なので、そこは副キャプテンの金子(伊吹選手、4年)にまかせて、自分は生活面でしっかりと下の代を引っ張っていきたいなと思っています」と話します。

「1つ上の代の山野(力)さん、田澤(廉)さんは本当に大きい存在だったので、その穴を1人で埋めるんじゃなく、チーム全員で埋めようという話をしています」。そしてその偉大な先輩たちを超える学年になる、というのも赤星選手たち最上級生の目標でもあります。

■現状に満足せず、上を目指す山川拓馬

トップを争いながらもラスト勝負で敗れ、2位となった山川選手は「ラスト2周から仕掛ける時に、1回ペースを上げていけるかと思ったんですけど、やっぱり実力不足でした。持久力もスピードもまだまだ足りないと思います」と反省の言葉をまず口にしました。

山川選手は今年2月の丸亀ハーフマラソンで1時間1分36秒の自己ベストをマーク。この記録は今回エントリーした選手の中でも最速のタイムということもあり、「優勝候補だったと思うんですけど、やっぱりまだまだ自分がその状態まで戻ってないというのと、力が本当に足りていないと痛感しました」と重ねます。

3月にヘルニアになってしまい1か月間走れず。4月になってから練習に復帰したため、練習が積めていなかったことも明かしました。「でもそれは言い訳になっちゃうので。強い選手はどんな状態でもベストを狙えると思うんですけど、自分の体と心がまだうまくできていないんだと思います」。

今年の箱根駅伝では5区の山上りを担当し、区間4位で往路優勝の原動力となった山川選手。篠原選手や佐藤圭汰選手(2年)など、日本代表になり世界と戦う選手の存在が刺激になり、「自分もそこのレベルにならなきゃ」と自覚したと言います。「でもまだ全然そこまで追いついていないので、これからの練習が本当に大事になると思います」と話しました。

将来はマラソンに挑戦したいと話す山川選手。そのためにもまずはハーフマラソンでしっかりと記録を伸ばしたいと考えています。そして来年の箱根駅伝100回大会では再び5区を走り、「今度は圧巻の区間賞を取りたい」とはっきりした目標を描いています。

次々と好結果を残している駒澤大学の選手たち。今から秋の駅伝シーズン、そして第100回大会の箱根駅伝での活躍を期待せずにはいられません。