第99回箱根駅伝 監督はこんな人(東海大・国士舘大・関東学生連合)
■東海大学 両角速 駅伝監督(56歳)
東海大OBで箱根駅伝には4年連続で出場し、4年連続のシード権に貢献。4年次には花の2区を走っています。
卒業後は、実業団の日産自動車、ダイエーを経て、1995年に長野・佐久長聖高に赴任。同校を全国の強豪に導き、上野裕一郎氏(立教大監督)、佐藤悠基選手(SGホールディングス)、大迫傑選手(Nike)ら日本を代表する選手を指導しました。
2011年に母校・東海大で駅伝監督に就任。第95回大会では初の総合優勝を果たしています。
■国士舘大学 小川博之 駅伝監督(44歳)
国士舘大OB。在学中は1年次からチームのエースとして活躍しましたが、4年間一度も予選会を突破できず、本選を走ることはありませんでした。
個人では関東インカレ1部5000mで優勝、ユニバーシアード10000m5位入賞の実績があります。
卒業後は、日清食品、JAL AGS、八千代工業と移り、2010年からは八千代工業で選手を続ける傍ら、国士舘大でコーチとなり、後進の指導にも当たりました。
2013年から女子実業団の三井住友海上でコーチ、17年から男子実業団のサンベルクスで監督を務め、2020年に国士舘大の助監督に就任。そして、今年4月に駅伝監督に昇格しました。
なお現在はコーチとしてチームをサポートしている前監督の添田正美氏は、国士舘大時代の2学年先輩に当たります。
■関東学生連合チーム 川崎勇二 監督(60歳)
順天堂大学出身で、箱根駅伝には3年次に1度出場し、7区9位。
大学卒業後の1985年に中央学院大の常勤助手となりコーチとして駅伝チームを立ち上げ選手を指導。92年監督に就任し、1994年の70回記念大会で中央学院大を初の箱根駅伝出場に導きました。
2008年には過去最高の3位になるなど、強豪校に育て上げました。