【箱根駅伝関連】ゴールデンゲームズで学生ランナーが激走! 東京国際大の新留学生・リチャードが学生新 駒澤大の鈴木芽吹主将が復活の走り
駒澤大・鈴木芽吹選手
■東京国際大の新留学生・リチャード選手が驚異の学生新
男子5000mB組では、東京国際大の新留学生、リチャード・エティーリ選手(1年)が衝撃的な走りを披露しました。
東京国際大OBで箱根駅伝で3つの区間記録を持つイェゴン・ヴィンセント選手(Honda)や男子10マイルの世界記録を持つベナード・コエチ選手(九電工)といった日本国内で活躍する多くの外国人選手も出場するなか、リチャード選手は積極的にレースを引っ張りました。
そして、最後はコエチ選手やキプラガット・エマヌエル選手(三菱重工)とのスパート合戦を制し、13分00秒17の大会新記録を樹立して組1着でフィニッシュ。ヴィンセント選手が持っていた従来の日本学生記録(13分15秒15)をも大幅に更新し、先月打ち立てた10000m(27分06秒88)に続き、2種目での日本学生記録保持者となりました。
「良いレースでした。ターゲットタイムは13分05秒だったので、切ることができてうれしいです」と語るリチャード選手。大学に入学して約1か月で好走を連発しており、トラックでもロードでもさらなる活躍が期待されます。
指導に当たる中村勇太コーチによると、2022年の夏に来日した際には、2022年の北海道マラソンで優勝したルカ・ムセンビ選手の練習パートナーとして、菅平高原で30km走などの練習をこなしたといいます。
第100回箱根駅伝、チームは予選会からの再出発となりますが、リチャード選手は駅伝でも1年目から大きな力となりそうです。
東京国際大OBで箱根駅伝で3つの区間記録を持つイェゴン・ヴィンセント選手(Honda)や男子10マイルの世界記録を持つベナード・コエチ選手(九電工)といった日本国内で活躍する多くの外国人選手も出場するなか、リチャード選手は積極的にレースを引っ張りました。
そして、最後はコエチ選手やキプラガット・エマヌエル選手(三菱重工)とのスパート合戦を制し、13分00秒17の大会新記録を樹立して組1着でフィニッシュ。ヴィンセント選手が持っていた従来の日本学生記録(13分15秒15)をも大幅に更新し、先月打ち立てた10000m(27分06秒88)に続き、2種目での日本学生記録保持者となりました。
「良いレースでした。ターゲットタイムは13分05秒だったので、切ることができてうれしいです」と語るリチャード選手。大学に入学して約1か月で好走を連発しており、トラックでもロードでもさらなる活躍が期待されます。
指導に当たる中村勇太コーチによると、2022年の夏に来日した際には、2022年の北海道マラソンで優勝したルカ・ムセンビ選手の練習パートナーとして、菅平高原で30km走などの練習をこなしたといいます。
第100回箱根駅伝、チームは予選会からの再出発となりますが、リチャード選手は駅伝でも1年目から大きな力となりそうです。
■箱根王者・駒澤大の鈴木主将が復活の走り
リチャード選手と同じB組では、駒澤大学の主将を務める鈴木芽吹選手(4年)も好走しました。
「前についていくとオーバーペースになると思ったので…」と集団の後方からスタートし冷静にレースを進めた鈴木選手は、3000mを8分で通過。終盤には、並んで走っていた後輩の篠原倖太朗選手(駒澤大3年)や吉居大和選手(中央大4年)らを引き離し、自己記録(13分27秒83)に迫る13分28秒25の好記録をマーク。B組16着(日本選手2着)でフィニッシュしました。また、目標としていた日本選手権の申込資格記録(13分36秒00)もクリアしました。
鈴木選手は、今年2月のアメリカ合宿でふくらはぎを痛め、「故障明けで自分の思う練習は積めていないし、全然調子も上がっていない」と言います。それでも、徐々に調子を上げてきており、今季2レース目でこの快走を見せました。
「今年の目標はあくまで駒澤のキャプテンとして三冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)をもう1回とるということ。トラックでも良い結果を出したいが、それを駅伝にしっかりつなげたい」と鈴木選手は今季の目標を口にしており、駅伝でも快走を誓います。
今季の駒澤大学は、史上初の2年連続学生駅伝三冠に向けて春先から絶好調ですが、頼もしい主将の復活でチームはますます勢いづきそうです。
「前についていくとオーバーペースになると思ったので…」と集団の後方からスタートし冷静にレースを進めた鈴木選手は、3000mを8分で通過。終盤には、並んで走っていた後輩の篠原倖太朗選手(駒澤大3年)や吉居大和選手(中央大4年)らを引き離し、自己記録(13分27秒83)に迫る13分28秒25の好記録をマーク。B組16着(日本選手2着)でフィニッシュしました。また、目標としていた日本選手権の申込資格記録(13分36秒00)もクリアしました。
鈴木選手は、今年2月のアメリカ合宿でふくらはぎを痛め、「故障明けで自分の思う練習は積めていないし、全然調子も上がっていない」と言います。それでも、徐々に調子を上げてきており、今季2レース目でこの快走を見せました。
「今年の目標はあくまで駒澤のキャプテンとして三冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)をもう1回とるということ。トラックでも良い結果を出したいが、それを駅伝にしっかりつなげたい」と鈴木選手は今季の目標を口にしており、駅伝でも快走を誓います。
今季の駒澤大学は、史上初の2年連続学生駅伝三冠に向けて春先から絶好調ですが、頼もしい主将の復活でチームはますます勢いづきそうです。
■最終組トップ、中央大・吉居駿恭選手の"進化"
鈴木選手の快走に負けじと、最終組のA組では、中央大の吉居駿恭選手(2年)が激走しました。
実業団選手を相手に序盤から積極的にレースを進め、中盤には服部弾馬選手(NTT西日本、東洋大OB)に先頭を譲る場面もありましたが、最後は服部選手ら実業団勢を突き放し、組1着でフィニッシュ。記録は13分27秒33と、これまでの自己記録(13分40秒26)を大きく上回り、笑顔を覗かせました。
「コンパクトに走りながらしっかりストライドも出すという、目指していた動きができて、余力を持って終始走れた。いつもは後方に下がってしまったが、頑張ってペースメーカーの後ろをキープして、ずるずる落ちることなくいけました」とレースを振り返った吉居駿恭選手。
1月下旬から約1か月半アメリカに渡り、プロチームのバウワーマン・トラッククラブで兄・大和選手らとともに武者修行を積んでおり、その成果を早速発揮しています。1年目から中央大の主力として活躍した駿恭選手ですが、2年目はさらなる飛躍を遂げるシーズンになりそうです。
実業団選手を相手に序盤から積極的にレースを進め、中盤には服部弾馬選手(NTT西日本、東洋大OB)に先頭を譲る場面もありましたが、最後は服部選手ら実業団勢を突き放し、組1着でフィニッシュ。記録は13分27秒33と、これまでの自己記録(13分40秒26)を大きく上回り、笑顔を覗かせました。
「コンパクトに走りながらしっかりストライドも出すという、目指していた動きができて、余力を持って終始走れた。いつもは後方に下がってしまったが、頑張ってペースメーカーの後ろをキープして、ずるずる落ちることなくいけました」とレースを振り返った吉居駿恭選手。
1月下旬から約1か月半アメリカに渡り、プロチームのバウワーマン・トラッククラブで兄・大和選手らとともに武者修行を積んでおり、その成果を早速発揮しています。1年目から中央大の主力として活躍した駿恭選手ですが、2年目はさらなる飛躍を遂げるシーズンになりそうです。