【高校サッカー展望・熊本】大津が16年ぶりの県大会連覇・過去を超えるべく全国制覇へ再び挑戦
16年ぶりに県大会連覇を果たした熊本・大津高校
第101回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します、記念すべき100回大会となった前回、大津高校が県勢初の準優勝という快挙を成し遂げました。101回目の冬、熊本の高校サッカー史にまた新たな歴史が刻まれるのか。注目の決勝戦は、これまでこの決勝の舞台で過去8度対戦してきた大津とルーテル学院による一戦でした。序盤から効果的に得点を重ねた大津が2大会連続19回目の全国出場へ。地区大会決勝を振り返り、全国の戦いを展望します。
◇ ◇ ◇
両校はこれまで8度、決勝の舞台で顔を合わせています。そのうち4回が延長戦もしくはPKでの決着、さらには両校ともに3得点以上した試合は1度もないという、互いの意地がぶつかり合う名勝負をしてきました。
今年で9回目の、大津とルーテル学院による決勝。試合は序盤で動きました。
前半9分、右サイドのクロスを9番のキャプテン小林俊瑛選手が頭で折り返し、11番・山下基成選手がヘディングシュート。信頼し合う2トップの連携で、大津が先制します。
一方のルーテル学院も、ダブルキャプテンでチームを引っ張ってきた10番・厚地陽賢選手と4番・山本翔太選手を中心に、持ち味の堅守で対抗します。
それでも前半37分。再び大津が、今度は左サイドのクロスでゴール前のチャンスを作ると、最後は15番・井伊虎太郎選手がこぼれ球を押し込み追加点。チームの強みであるサイド攻撃から得点を重ねます。
後半は、途中交代の13番・中馬颯太選手が華麗なタッチからシュートを決めるなど、大津がさらに2点を加え4対0。2006年の85回大会以来、熊本ではしばらくなかった県大会連覇を成し遂げ、2大会連続19回目の全国出場となりました。
試合後、山城朋大監督は「幸先良く先制できたが、相手の圧力に耐える時間が長く終始苦しい試合だった」と振り返りました。先制ゴールを挙げた山下基成選手、そしてキャプテンの小林選手はともに「連覇をすることができてまずはホッとした」と、試合後、安堵の表情を見せました。
それでも、前回初めて立った全国決勝の舞台で強豪青森山田に敗れ、準優勝だった悔しさをイレブンは忘れていません。小林選手は、組み合わせ抽選会の後、「笑顔で優勝旗を掲げたい」とまっすぐなまなざしで全国への意気込みを語りました。
今年のチームスローガン「超越」の言葉通り、前回の全国準優勝を超えるべく、大津イレブンの挑戦が始まります。
初戦は12月31日(土)、静岡代表・浜松開誠館との2回戦です。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/熊本県民テレビ)
◇ ◇ ◇
両校はこれまで8度、決勝の舞台で顔を合わせています。そのうち4回が延長戦もしくはPKでの決着、さらには両校ともに3得点以上した試合は1度もないという、互いの意地がぶつかり合う名勝負をしてきました。
今年で9回目の、大津とルーテル学院による決勝。試合は序盤で動きました。
前半9分、右サイドのクロスを9番のキャプテン小林俊瑛選手が頭で折り返し、11番・山下基成選手がヘディングシュート。信頼し合う2トップの連携で、大津が先制します。
一方のルーテル学院も、ダブルキャプテンでチームを引っ張ってきた10番・厚地陽賢選手と4番・山本翔太選手を中心に、持ち味の堅守で対抗します。
それでも前半37分。再び大津が、今度は左サイドのクロスでゴール前のチャンスを作ると、最後は15番・井伊虎太郎選手がこぼれ球を押し込み追加点。チームの強みであるサイド攻撃から得点を重ねます。
後半は、途中交代の13番・中馬颯太選手が華麗なタッチからシュートを決めるなど、大津がさらに2点を加え4対0。2006年の85回大会以来、熊本ではしばらくなかった県大会連覇を成し遂げ、2大会連続19回目の全国出場となりました。
試合後、山城朋大監督は「幸先良く先制できたが、相手の圧力に耐える時間が長く終始苦しい試合だった」と振り返りました。先制ゴールを挙げた山下基成選手、そしてキャプテンの小林選手はともに「連覇をすることができてまずはホッとした」と、試合後、安堵の表情を見せました。
それでも、前回初めて立った全国決勝の舞台で強豪青森山田に敗れ、準優勝だった悔しさをイレブンは忘れていません。小林選手は、組み合わせ抽選会の後、「笑顔で優勝旗を掲げたい」とまっすぐなまなざしで全国への意気込みを語りました。
今年のチームスローガン「超越」の言葉通り、前回の全国準優勝を超えるべく、大津イレブンの挑戦が始まります。
初戦は12月31日(土)、静岡代表・浜松開誠館との2回戦です。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/熊本県民テレビ)