【巨人】リーグ2位タイ3勝の戸郷翔征が胸中を吐露「思った通りの投球ができていなくて正直苦しい」
冒頭でここまでの成績について聞かれると、「最初の3戦はよかったですね」と自己評価。今季初戦となった4月4日のDeNA戦では6回無失点で1勝目を挙げると、11日の2戦目阪神戦でも7回無失点の好投で2勝目をマーク。18日の3戦目DeNA戦では打線の援護がなく今季初の負け投手となったものの、8回途中2失点と力投を見せていました。
しかし、ともに4失点した4戦目、5戦目に関しては「僕の思った通りの投球ができていなくて正直苦しい。(5戦目は)4点もいただいた中で勝てなかったっていうのは僕の責任」と胸中を明かしました。
また3戦目まで0点台だった防御率が、5試合を終え2.78になったことについては「防御率が爆上がりしたので悲しいです」と落ち込んだ様子も見せました。
WBCでは侍ジャパンの一員として世界一に貢献した戸郷投手。滑ると言われるメジャー仕様のWBC球に慣れるため、オフからWBC球を使ってトレーニングを行ってきました。そして、大会が終わり新シーズンを迎えると、今度はNPB球への対応に苦しんでいるといいます。
「大変なところはある。今も(NPBの)ボールとケンカしている。WBC球は全く別モノですね。逆に別モノだからよかったってとこもあります。少し違うとかだともっと違和感あったと思います」
さらに今年は侍ジャパンでチームメートだったダルビッシュ有投手に教わったスライダーを磨きたいと話した戸郷投手。「曲がり幅が変わりました。バッターの反応も変わってきた。大きく曲げようとして、違う軌道を描いたりしているので少し調整が必要です」とまだまだ改良に取り組んでいると明かしました。