◇プロ野球セ・リーグ 中日8ー3巨人（5日、バンテリンドーム）

0ー3から1点差に追い上げるタイムリーを放ったのは中日の加藤翔平選手。

お立ち台に上がると、「とにかくみんなつないだチャンスだったんで、（小笠原）慎之介も開幕からずっと頑張って投げてましたし、そこの代打だったんで、なんとか点を入れたいという気持ちと、立浪さんから『欲張らず、まず1点でいいぞ』って言われたので、気持ち的には楽に入れました」と語りました。

ドーム内の歓声と拍手を一身に受けて、笑顔を見せた加藤選手。ロッテに入団し、2021年の途中で、中日にトレード移籍してきました。そのため、現在は愛知に単身赴任中。テレビで自分の活躍を見ているであろう家族に感謝の言葉を述べました。

「子どもと遊んであげられる時間もないですし、ゴールデンウイークにどこかに連れて行くこともできないので、いま、テレビの前で見てくれていると思うので、こどもの日に打てて良かったという思いとまたオフシーズンにいっぱい遊んであげたいと思います」

現在32歳の加藤選手はスタメンでの出場はあまりありませんが、ここぞというときに力を発揮し、スーパープレーを見せたり、ヒットを放つなど、ドラゴンズファンの人気も高い選手です。SNSでも「頼りになります」「堪らない存在だ」と絶賛する声が相次いでいます。

そんな加藤選手は「きょうの試合を見れば、これからドラゴンズを引っ張っていくのは若い選手なんで、そういう選手を縁の下で支えられるような選手になっていければいいなと思います」という言葉でお立ち台を締めくくりました。