◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト7-5巨人（2日、東京ドーム）

ヤクルトの高津臣吾監督はホームランを含む2本を放った山田哲人選手について「チームに与える刺激というのはすごく大きな選手」などと語りました。

山田選手は下半身のコンディション不良でしばらく2軍で調整していて、4月28日にスタメン復帰を果たしたばかりです。この日は1-4と負けている場面で、巨人のエース、戸郷翔征投手からソロホームラン。2点差に戻し、チームに勢いを与えました。

「まだまだ本人の中では本調子でないことは間違いないと思いますが、ああやってヒット1本、ホームラン1本って出て行くことがすごく大事なのかなと」と語った高津監督。「チームに与える刺激というのはすごく大きな選手ですので」と続けました。

また、2番で4打数3安打1打点という成績を残したベテラン青木宣親選手についても「本当に良いつなぎをしてくれたと思います」と述べました。

7連敗からの2連勝。少し上昇気流に乗りつつあるのかと思われますが、高津監督は「得点圏に行ってあと1本というのが序盤あった。ランナーをいいところで1本打ってかえすのは難しいことかもしれないですけど」と満足した様子は見せなかったものの、「まぁ、今日に関しては少し去年のような形になったかなと」と少しだけ安どの表情を見せました。

報道陣から打線がつながっている要因を聞かれると、「バッティングコーチが寝ないくらい相手を研究して、良い指示を出しているのかなぁと思っています。プレーするのは選手ですが、しっかりとした準備であったり、問題提起をコーチがやってくれていると思います」と自身の周りを固めるコーチ陣への信頼を語りました。