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巨人・戸郷翔征も“WBC後遺症” ボールが変わって「しっくりきていない」と阿波野コーチ明かす

2023年5月3日 14:32
巨人・戸郷翔征も“WBC後遺症” ボールが変わって「しっくりきていない」と阿波野コーチ明かす
山田哲人選手に被弾した戸郷翔征投手(画像:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ ヤクルト7-5巨人(2日、東京ドーム)

巨人の阿波野秀幸投手コーチは、試合後に戸郷翔征投手がWBCで使用されたボールからNPBで使用しているボールへの移行に、苦労していることを明かしました。

「あの簡単な問題ではないが、やはりボールがどうも変わってというか、その辺が開幕の時からあったことですから。指のかかり具合とかがしっくりきてないのが実際の所です」

WBCに参加した投手が苦しんでいるいわゆる“WBC後遺症”。開幕2カード目の頭を投げた時には勝利を収めていたため、戸郷投手には無縁のものだと思われていました。

しかし、「(スピードが出ないのが)戸郷本人が一番苦しんでいるところ。変化球の精度も含めて。開幕したときは結果がうまくついていましたが、練習含めて、いま試合でちょっと思い通りにボールを操るということが。変化はしていても思い通りに操れていないのが苦しんでいるところですね」と阿波野コーチは語りました。

6回2アウトからの交代についても「代えるケースではなかったが、らしくなくフォアボールも2つ。そこが、まぁ交代するタイミングだったかなと思って判断しました」としました。

とはいえ、調整のために戸郷投手を2軍に送る余裕もなく、しっかりチームを背負ってもらわなければならない現状に「柱となるピッチャーですから、そこはゲームを投げながら乗り越えないといけないところですね」と阿波野コーチは若きエースの奮起をうながしました。