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「後悔のない試合をしたい」平野美宇が女子シングルスの初戦を突破 夢のシングルスの舞台で活躍

2024年7月30日 6:15
「後悔のない試合をしたい」平野美宇が女子シングルスの初戦を突破 夢のシングルスの舞台で活躍
初戦を突破した平野美宇選手(写真:AP/アフロ)
◇パリオリンピック2024 卓球 女子シングルス 1回戦(大会4日目=日本時間29日、パリ南アリーナ)

卓球・平野美宇選手が女子シングルス1回戦に勝利し、2回戦に駒を進めました。

2大会連続で五輪出場となった平野選手ですが、前回の東京大会では団体のみの出場で銀メダルを獲得。今大会は初めてシングルスでの出場となりました。「念願のシングルスの切符だったので自信をもって臨みたいなと思っていました」と話した初戦。ジョルジャピッコリン選手(イタリア)を相手に第1ゲームから4連続ポイントを奪うなど序盤からリードを許さず(11-9、11-5、11-5、11-7)ストレート勝ち。見事初戦を突破しました。

試合に臨むまでの思いを聞かれると「今までリオ(五輪)でリザーブで行かせていただいてから『次は絶対に自分で出る』っていう気持ちでやっていたんですけれども、東京(五輪)の時は出場させてもらったんですけれど、シングルスではすごくギリギリのところで落ちてしまった」「本当に無理なんじゃないかなってたくさん思うこともあったんですけれども、シングルスに出場できてよかったな」とこれまでの五輪の悔しさを思い出した上で、今大会への喜びを感じていたという平野選手。

「後悔のない試合をしたいので、最初から自分の力を発揮したいと思いましたし、発揮することが初戦の中ではできたかなと思います」と試合を振り返りました。「今回は有観客なので、前回は無観客の東京オリンピックだったので、コーチだったり家族だったり、いつもお世話になっている方たちが見に来ることができなくて・・・(東京五輪は)楽しかったんですけど、ちょっとそこが残念なところだったんですけれども、今回みんな見に来てくれているのですごく力になりました」とコメント。

最後にこの夢のシングルスの舞台に立てたことを「今までは全然ダメな時があったりとか、卓球がうまくいかない時もあったんですけれども、なんだかんだシングルスの舞台に立つことができて、さらに今回は自分の中では卓球のだけじゃない部分も成長したと思っているので、そういうところを発揮できれば良いのかなと思います」答えました。