「ついに来たか!!」巨人・内海コーチ 阿部監督からの電話に興奮 「東京ドームに帰れるのをすごく楽しみに」
5年ぶりの巨人のウエアに袖を通し、ファンからの「おかえりなさい」という声に笑顔で応えます。阿部慎之助新監督からコーチ就任の電話がかかってきたときのことを聞くと、“食い気味”に「『ついに来たか!!』って思いました」と一言。電話があったのは10月で、「携帯電話の画面を見たときに阿部さんの名前があったので、『もしかしたら』と思って出ました」と続けました。
「『監督をやることになりそうだから、そうなった時は手伝ってくれるか?』と言っていただいた。すぐに『よろしくお願いします。頑張ります』と言いました」
阿部監督は自分を一人前のピッチャーとして育ててくれたキャッチャー。その人のために、何とか力になりたい、とコーチ就任を引き受けました。
とはいえ、西武の2軍でコーチをしていたときには、西武の投手以外を見る余裕はなかったと話す内海コーチ。「巨人にいる選手を全員見て、どういう投げ方をしているのかとか、どういう性格をしているのかとか、そういうのを把握したい」と、秋季練習やキャンプでは選手と積極的なコミュニケーションをとる姿が多く見られました。
「シーズンに入ってくると勝ったり負けたり・・・負けがこんできたりもあると思うので、そういう時に暗くならない声かけだったり、いつも万全に気持ちよくプレーボールできるような関係、雰囲気というのは心がけていきたいなと思います」
内海コーチが背番号「77」のユニホームに袖を通すのは、まだしばらく先のようですが、プロ1年目から15年、本拠地として過ごした東京ドームに戻ることを楽しみにしていると語りました。
「僕を阿部さんとともに育ててくれた大切な存在なので、来季はブルペンにいて表舞台に立つことはなかなかないですけど、東京ドームに帰れるのをすごく楽しみにしています。コーチになっていますけど、投手陣をしっかり応援してもらって、プラスちょっと内海も応援してくれれば幸いです」